ザ・バトルライフル！（１）　Ｍ１４

2012年12月4日

今度こそは行くぞ！と意気込んでいたブラックホークダウン戦に参加できず、
失意の日々を送っていた時、ふと目にとまったＭ１４。
これしかない！！と飛びついてしまいました。
モノはもちろんＷＥのＧＢＢ。

映画のシュガート軍曹殿が脳内をかけずりまくります。

ヒストリーチャンネルでスナイパー特集をいくつか見たら、
中にはＭ１４の活躍もありました。
でもお座敷撃ちでスコープは距離が近すぎて使いにくいので、
雰囲気ということで。。。

レールマウント乗っけてるので見えにくいですが、
ハンドルをジャキッ！と引くと、回転するボルトがたまりません。
少し後退距離が不足しててフルストロークで無いのは残念ですが、
ちゃんとロックしてるのにＧＢＢで動作するの？と不安になります。

画像上のエアコキのＳＯＣＯＭで我慢してましたが、
エアコキも捨てたものではありません。

さて撃ってみると想像よりもちょっとショボイ。
気温のせいもあるでしょうけど、いろいろ調整が必要な様です。
バラします。

分解はトリガーグループがとてもリアルで感動モノですが、
ボルトを外すのが面倒でちょいと残念。
「フォレストガンプ」や「フルメタルジャケット」のようにはいけません。
調整箇所は主に以下のようになります。
・内部のシリンダーやボルトの注油、作動部のスムースアップ。
・コネクターロッド内部の謎の樹脂製カラーをとっぱずし、適当なスプリングに交換。
　これやらないとフルオートシアーが機能しないし、最悪セレクターが損傷します。
　ネットでは他の個体も同じ構造のようで、なんでこんなことになっているのか？？？
　この個体だけかもしれませんが。。。
・冬用リコイルスプリングに交換。
　この寒さで室内でもすぐにボルトの後退不足が起こります。
・本来のガスシリンダースプリング撤去
　冬用のスプリングではボルトの前進力が不足しがちなので、
　バッファーを兼ねている銃身下のガスシリンダーのスプリングを外します。
　ガスピストンがカタカタ言うけど気にしてはいけません。
　イヤならいっそのことガスピストンも外します。
・ガスシリンダーのキャップにＯリング挟んで、ねじ込みが少し前方に戻るようにします。
　これが実はキモです。
　他の人のブログ等では内部のＧＢＢシリンダーユニットが前後に３ｍｍほどガタがある、
　とかを見ますが、原因はガスピストンがオペレーティングハンドルに干渉して、
　前進できずにいるのです。このままにしていると各部に負担をかけ、最悪破損します。
　ノズルを伸ばしたり努力をされているのを見かけますが、私はこれでほぼ解決しました。
　これもガスピストンを外してしまっても良いわけです。
　ボルトの前進が不足しハンマーの打撃にも影響しかねません。
・ＧＢＢピストンのヘッドシーリング
　なぜか電動ガンの吸気ヘッドに似た構造をしていますが、
　作動が根本的に違うので、ロスがかなり多くなっています。
　本当は適合するＶリングがあれば一番良いのですが、
　とりあえずシールテープなどでスキマを補正して、抵抗がかかりすぎないか加減して、
　いわゆる電動ガンのノーマルピストン状態にしてやります。
・コネクターロッドの回転止め
　木製ストックに替えたせいか、コネクターロッドが後ろから見て時計方向に回転して、
　オペレーティングロッドとかみ合わなくなることがあります。
　コネクターロッド先端にプラ版等を接着して回転しないように形状変更します。

以上の改修を終えて、撃ってみます。
明らかにボルトの前進には迫力がありませんが、
「ジャキッ！」とボルトを引き、構えて引き金を絞ります。
シアーがじりじりとハンマーを解放していく感触を楽しんでいると、
やがて「ドン！」「ガシャン！」と激しく銃が暴れます。
重い動作部のおかげで、まさに7.62mmだ、バトルライフルだ！と主張してくれます。
「ドン！」「ドン！」「ドン！」と撃つ実感がたまりません。
集弾性見るために椅子の背などにのせて撃っても跳ねます。
ドライヤーでマガジン温めるとさらに激しく暴れますが、
初速が安定するために弾道も安定します。初速は６０～６９ｍでした。
ＮＰＡＳが欲しいです。
フルオートは冬用スプリングではサイクルが遅く、　銃が暴れるので集弾悪いし、
冷えも極端に早いのであまり実用的ではありませんが、
撃てる、ということは良いことです。
やはりこの銃はセミオートを楽しむためのものですね。
これよりすごいというドラグノフも期待してしまいます。

さて次回は。。。