はい、既に気付かれた方もいらっしゃいましたが、正解はこちら!

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 落札したのはマルイのSPAS12。

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 故障の原因はトリガーの破断でした。

 トリガーの破断は、マルイSPASの故障原因の筆頭かもしれませんね。バラシながら構造を理解しようとしたのですが、SPASとM3はほぼ同じ構造、ピストンはシアによって下からホールドされており、トリガを引くとトリガ前端がシアを引き下げてピストンを開放する、ラピッドファイア機構のためにコネクターが存在し、フォアグリップが戻りきるまでトリガとシアの関係を切り離しておいてピストンのホールドを持続する、動きそのものはイマイチわかりきってませんが、ここまでは理解できました。また、シアの上昇はトリガスプリングが兼ねている事も分かります。
 M3とSPASの違いは、SPASはトリガ先端をセイフティが下から押さえ込む事。この為、トリガには通常使用時(前端が下からシアを引き下げる)だけでなく、セイフティON時に無理にトリガ引くと、強い上向きの曲げ力が作用する、それが一番細い所に集中し、破断に至る、というのも理解出来ます。
 トリガ下方の空間に余裕があるようなので、少し肉増しするか、せめて破断部の下部の直角部分にRを付けるだけでも応力的にマシになるはずですが……

 面白いのは、アクションバーロックというパーツ、二重コッキングを防止するパーツですが、これのスプリングが分解図のコイル(圧縮)ではなく、コイル(ねじり)に設計変更されている事。市場不具合と言うより、工場組み立て工程での歩留まり改善のための設計変更じゃないかな……アクションバーロックはエアコキショットガン全体で共通部品みたいだし。

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 分解して他に解ったのは、S-46マズル(止メネジ付)\900JPYナリが欠品してる事(分解する前に見た目で気付け)、S-25シェルカバートーション\150JPYが欠品している事、およびシェルカバーを取り付けるフレーム側受け部分の一部が欠けている事。あと、あちこちのネジが緩んでたり緩めた痕があるので、前オーナーも分解を試みて放棄した可能性が高いですね。

 シェルカバートーションの欠品は、いずれマズルと一緒に発注すればよし、フレームの欠けは見えない所だから気が向いたらプラリペアで補修を試みましょうか。シェルカバー自体は、無くても問題ないからとりあえず外したまま復元しましょうかね。マズルも無くても撃つのには問題無いからとりあえず後回しで。

 嬉しい誤算は、マガジンチューブ内にシェルが2発入っていた事ですね。シェルを別売で入手しないと……と思っていたので、これはありがたい。

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 さて、件のトリガーですが、ネットで皆さんやってるみたいに、真ん中に2mmの棒を通しての復元を試みようと思います。
 正確に穴を空けたいので、作業は会社のボール盤を借りてやりましょうかね……

 とりあえずSPAS君はバラバラのまま放置ですね……分解工程はデジカメで撮ったから元に戻せると思うけど、時間経つとちょっと忘れるかも(笑)

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コメント 14

二式大型七面鳥

二式大型七面鳥

>todosan様
修理方法自体は既知なのでさほど困難は無いと思いますが、耐久性とか未知数ですねぇ。
もう少し改善出来ないか考えてみます。

二式大型七面鳥

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>Nazgul様
SPAS、シャキシャキ行かないですか?
まだ動かしてないから解らないですが、マルイのエアコキショットガンはコックが重いとはよく聞きます。
そこんとこも、根本的解決は無理ですが対策はしようと思ってます。

二式大型七面鳥

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>アネクドート様
せっかくのSPASですから、体ガチムチに鍛えて革ジャン着てターミネータごっこを……やろうと思うとストックが要りますね。
自作はキツイかなぁ……

二式大型七面鳥

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>やま様
ショットガン、いいですよね……

バイパー

バイパー

こんばんはです。
エアコキショットガンは東京マルイのM3とSPAS12持っています。
SPAS12は新品箱出しですが、M3は以前サバゲやっていた会社の後輩が格安で譲ってくれたものです。
これらは確かにコッキング重いですよね~(^-^;
が、私はこの重さが好き♡
完全にMですね。
若い人に負けないように、いつまでもガッコンガッコンコッキングできる体力を維持したいものです(^^♪

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