メインアーム: mini UZI
タナカ M36 ジュピターフィニッシュ お宝級アイテム!コダワリの集大成
総合評価
タナカワークスのコダワリの集大成
2010年は各メーカーともジャンルを問わずに新作が目白押しで、次から次へと欲しいものが出てきます。エアガンラッシュ年といっても良い状況かもしれません。
その中の一つに、タナカのジュピターフィニッシュシリーズもあります。ヘビーウエイト素材にメッキを施し、相当な手間をかけた仕上げで、トイガン史上最高のリアリティを再現したジュピターフィニッシュ。特に今回発売されたS&W M36は、スチール&ジュピターフィニッシュとなって、かつてない最高の出来栄えになりました。あまり大量に生産できないということなので、隠れた名作になる気がします。こういった、古くからのガンマニアも納得の商品を出してくれるのはとても嬉しく、メーカーの情熱に感謝です。
素晴らしい輝きとズッシリ感
ジュピターフィニッシュは、スチールフィニッシュよりも鉄っぽく仕上がっています。部分的に僅かな磨き跡のようなものが見えて、そう感じますが、知らない人に見せたら鉄だと思われかねないほど、トイガンの領域を超えたものです。重量は430gと手のひらにズッシリくる、程よい重さです。
気持ち良いS&Wアクション
タナカワークスのS&Wモデルは、非常にスムーズで確実な動作を見せてくれます。
たかがダブルアクションかもしれませんが、テコを2重に組み合わせたS&Wの構造を見事に再現していて、ダブルアクション時の滑らかな撃ち味には毎回、感動を覚えるほどです。これまで色々なモデルガンも触ってきましたが、タナカ・ペガサスの再現性は最高クラスです。モデルガンでは、カラ撃ちするのに躊躇しましたが、こちらはガスガンだけにカラ撃ちも全然OKですので、存分にアクションも楽しめます。
近距離向けの命中精度
ペガサスシリーズは、安定したパワーを発揮してくれますが、命中精度は残念ながらそれほど期待できるものではありません。昔に比べれば随分良くなりましたが、それでも一般的なエアガンの水準に比べると不安定です。
一つ目の原因として、リボルバーであるがゆえに、バレルとシリンダー(チャンバー)の関係が必ずしも同一条件にならない点で、これはもうリボルバー・ガスガンの宿命です。マルイはある程度克服してしまいましたが、タナカでは、バレル後端をテーパー形状にすることで、ギャップ通過時の乱回転を抑えようとしています。しかしホップアップパッキンまでは距離があり、撃つごとにチャンバーパッキンも変わってしまいますし、なかなか難しいところです。
もう一つの原因として、タイトなパッキン仕様があります。ペガサスは多弾装填が特徴ですが、シリンダーホールに6発収まった以降のBB弾は、その奥にスプリングテンションがかかって装てんされるため、その飛び出しを抑えるためにパッキンの保持力が強めに設定されています。そこで不要なスピンが生まれてしまうようです。
5発仕様と割り切って、パッキン内径を広げるなどすれば、幾分命中精度は改善できると思います。
ガスの入れすぎに注意
私はよくやってしまいますが、ペガサスはガスを入れすぎるとハンマーの力でバルブが叩けなくなります。ガスを入れたのに発射できない(カラ撃ちになってしまう)場合は、シリンダーを固定する「ロッキング・プランジャー」の中心部にある「アーム・プランジャー」をドライバーなどでグッと押しこんで、ガスを抜けば撃てるようになります。
総評
リボルバー本来の美しい造形に加え、表面仕上げはモデルガンをも凌駕するもので、そのホンモノのような輝きは何度眺めても飽きません。ジュピターフィニッシュシリーズは高価なため、サバイバルゲームで使うには気が引けまいますが、お宝コレクションとしてこの上ない満足感が得られると思います。
カスタムについて
ゲームでの使用感
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コメント 1
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そにぃ
タナカはお飾りだね~
これも良い処理だけどシルバー系もイイ味だよね。
しかも実物グリップが装着可能だし。
チーフ系ならレーザーグリップにしたいなぁ。