次世代M４＋DTMレビュー

2013年7月23日

写真の掲載テストも兼ねて、次世代Ｍ４+Big-out製ＤＴＭのレビューです。

まず素体となるＭ４について。
購入の切っ掛けは「セミオートで撃って楽しい鉄砲が欲しい！」ということでした。
目指すはアフガン米軍のヘルメットカムのようなセミオートでの熱い戦い！

オールシーズンで使うこと前提だったので、ガスブロ長物は除外。
デジコン系のＤＡＯライフルは飽きたので辞め。

必然的にマルイ次世代Ｍ４系に…

何かとパーツの強度不足やら、もっさりしたトリガーレスポンスやらで今まで食指が伸びなかった鉄砲ですが、バッテリーの強化を前提に内部パーツを見直せば面白く化けるのでは？と思い立ち。

整備性の良さや拡張性の高さ、値段の安さで次世代Ｍ４Ａ１にベースを決定。
バッテリーはリフェ9.9ｖＦＬＡＭＥ1500mAhもしくはリポ11.1ｖ30ｃを設定。
リコイルウエイトと擬似ブローバックは意地でも残す。
次世代使いの方は分かると思いますが、かなり耐久性に難が出る組み合わせです。

まずはノーマルパーツのチェックの為に、9.9vで一日ゲームで使い倒します。
発射弾数2000発位でピストン歯の磨耗が見られたので、SHS製の安い金属歯ピストンに交換。
メカボを開けたついでにベアリング付きスプリングガイドを投入。
ギアもSHS製の安い強化ギアに交換。
ピスクラ対策加工とケミカル見直しであっさり初速オーバー、ノーマルバネを１巻半切って規定内に。

この状態でかなり良い感じで使えていたのですが、数ゲームの後にフルオート時にSHS製ピストンの歯が外れる事態が。

明らかに設計ミスなSHS製ピストンを窓から投げ捨て、ちょと高級なRASEEN製ハイグレードピストンを投入。
ついでにベアリング付きピストンヘッドを投入、パーツ交換により下がった初速を補う為に適当な中華銃(たぶんLCTのAK74、初速７５くらい)から外されたスプリングに交換。

このセッティングで、セミオートで撃つにはかなり面白い銃に仕上がっていたのですが、フルオートを使用する場合かなり怖いサイクルになっていました。

そこで目をつけたのが、Vショーで試作品を展示していたDTMだったのです。

次世代M４にポン付け出来る設計で、セミオートの切れをそのままにフルオートのサイクルをコントロール出来る！
FET化する事で、セミオート多用の接点焼けから解放される！
ピストン後退保持機能で、さらなるトリガーレスポンスが得られる！！
ついでにピストンの解放機能でスプリングに優しい……！

まさに求めていた機能が詰まった物でした。

一部小売店への先行販売と同時に即購入。即組み込み。
試射をして得たのは、今までに無い満足感でした。

セミでトリガーを引けば、必ず一発だけ発射されるので次世代Ｍ４の持病であったセミでのトリガーロックが起こりえません。
ガク引きだろうがゆっくり絞ろうがメチャメチャに連射しようが、トリガーを引いた分だけ発射されます。
この感覚は、シア式ガスブロ長物や発火モデルガンに似ています。
簡単なトリガーのショートストローク加工で、2ミリだけ引けば発射されるように。

銃本体の暴れる反動もそのままなので、キチンと銃を保持しないと弾が散る所も素晴らしい。

ただ、残念な事にバースト設定時にはサイクルコントロールは適用されません。
バースト時には全力全開で点射を行うので、使うバッテリーによっては一発でピスクラします。
(私のＤＴＭは一般流通前の古いバージョンなので、現行ではアップデートされてるかもですが…)

先日、バースト射撃のチェック中にRASEEN製ピストンが前部から真っ二つに破断するという事態に見舞われました。
やはりピュアポリカ製のパーツは信用ならん…と思いつつ、ピストン歯には磨耗が見られませんでした。

ピストンの前進スピードの不足によるピスクラではなく、材質の耐久性に問題があると結論付けて、強力接着剤で補修したのち現地修理用のパーツ入れに放り込みました。

現在はライラクス製のピストンを入れ、バースト射撃を封印した状態で試用中です。
前回のゲーム時にフル・セミ併せて2500発程使用しましたが、ピストンやギアの磨耗も無く快調そのものです。
逆にあまりのセミの楽しさにトリガーを引く人差し指がパンパンに張る勢いです(笑)

次世代Ｍ４＋ＤＴＭ、一辺に購入しようとするとそこそこコストが掛かるものですが、既にＭ４系もしくはSCARをお持ちの方で更なる使い勝手を求めている方。
ぜひ私の感動を一緒に感じて頂きたい。

ニッ水8.4vやリポ7.4vなら、ノーマルパーツ主体のメカボックスでも十分な耐久性のマージンを残せたまま使用出来ると思います。
更なる高みを体験したい方は、私と一緒にリポ11.1v仕様の安定したセッティングを探しにパーツの塚を積み立てながら長い道を辿りましょうぞ。。

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