結論から言うと大失敗しています。
いや、これは私自身の基準によるものです。見方を変えれば大成功とも言えます。

まず、整備においての詳細から・・・。

ハコ出しでは、初速は75から86程度を往復します。弾道も右に曲がるし、やたら散ります。レスポンスはそこまで悪くはありませんが、サイクルは遅めです。(あくまで私の個体の話です。他の個体ではどうなるかわかりません。)

ひとまず分解方法をネットで調べ、その通りに分解していきます。
調べた限りでは、分解方法を掲載してくれているのは一つだけでした。全く、感謝してもしきれません。なんせ、取説が意味をなしていないらしいので・・・。

●メカボックス
ひとまずガワはバリだらけのザラザラで、恒例の表面の研磨は必須でした。
シリンダーは、バレル長がかなり長いにも関わらず、加速シリンダーでした。また、黒いコーティングでごまかしてはいますが精度が酷く、内部に謎の溝が走っており、このためエア漏れを起こしていました。また、マルイのものより内径が僅かに小さい様です。このため、私は内部を耐水ペーパーで削り、コーティングを剥がすと共に溝を消し、内径も少し広げました。
軸受はベアリングでした。一応そのまま使ってはいますが・・・不安ではあります。
問題はタペットプレートです。バリだらけで半透明、変に固く、かなり不安な素材です。そのためマルイ純正のものに変更しようとしましたが、ノズルの位置の問題から、代わりになるタペットプレートが存在しませんでした。仕方がないので純正を使用していますが、何かしらの対応が必要かも知れません。
ひとまず負荷を減らすため、タペットプレート用のスプリングを巻数の多い、弱いものに変更しました。
シリンダーヘッドについても同じく、特殊な形状でした。こちらも仕方ないので純正を使用します。ガタつきもなく、モノ自体は悪くはないです。
ピストンは全金属歯でした。ピストンヘッドのネジが緩んでいたので、ネジロックをつけて固定しました。重りがついておらず、かなり軽量です。
スプリングは固めの短いものが入っていました。純正でもそこまで問題は無さそうですが・・・一応交換しました。
そしてモーター。・・・超トルク。しかし、手元に代わりになるものが無かったので、今は純正のままです。しかも、位置調整のネジが入っていませんでした。これは、家にあったイモネジで代用しました。

●チャンバー・・・形状はマルイのAK用のものとほぼ同じ・・・ですが、制度は劣悪でした。気密が全く取れておらず、シールテープの使用が前提です。また、ホップの押しゴムを保持する部分が傾いており、斜めにホップパッキンを押していました。一応の対処はしましたが、そのうちマルイ純正か他社製品に変更予定です。
パッキンはひとまず魔ホップ(軟)を入れてみました。

●マガジン・・・前回も書きましたが、わずかな加工でマルイのSG552のものが使用可能です。私はMAGの安い100連ノマグを使用しています。給弾も問題なく、使い心地は良好です。

●バレル・・・加速シリンダーなのに恐ろしく長かったので、ひとまずP90用より少し長いくらいまで切りました。

●で、何を失敗したの?
入れるスプリングです。入れたのはバトンの100です。
この単語を聞いて、分かる方は「あぁ・・・」となるでしょう。
バレルをカットし、今は法定値以内で収まっていますが、冷や汗が出ました。
目標はマルイ0.2gで90前後だったのに・・・。

弾道は、20Mレンジでの試射では、直径10センチ程の的に、一応全弾当たってくれました。が、上下左右にそこそこ散っていました。30Mレンジでは怪しいかも知れません。

今にして思えば、何故そんなSP入れたのか・・・分かりきっていた事なのに。
今後、おとなしく弱いSPに変更するか、バレルを更に切るかで考え中です。
・・・まあ、前者のが良いのでしょうね。

整備の甲斐あって初速は安定していました。チャンバーを改良すれば、弾道ももっと安定してくれるかも知れません。ただ、スプリングの強さとモーターからくる、サイクルの遅さとレスポンスの悪さは放っておけません。・・・うーん・・・もう一度バラす必要が有るか・・・。

仕方ないですね。うん。

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