コスパ最強、手軽に楽しめる狙撃銃

レビューした装備

スーパーライフル U10 ジュニア

クラウンモデル

総合評価

3点（普通）

見た目や質感等について

3点（普通）

まず、カートレス及びカート式が選択出来るのが大きいと思われます。座敷で撃つならカート、サバゲで使うならカートレスという風に遊びの幅が広く、それぞれの領域での満足度も大きいでしょう。特にカートのスムーズな排莢は素晴らしいと思います。

カートレス用マガジンの見た目が賛否両論です。リアルな見た目で戦闘を楽しみたいという方には少々合わないかも知れません。改造する事により解決する事も出来る事は出来ますが、かなり大掛かりなものになります（別メーカーからカートレスのみになった代わりに外見が改良されたモデルも出ています）。

バレルが細く、これも賛否が分かれる様です。自分が後から何かしらのパイプをかぶせ、もう少し太くする予定です。

ストックは木目調のものを選択しましたが、まあプラです。これは仕方ないでしょう。しかし雰囲気は出ています。

初速や集弾性について

3点（普通）

●初速
高い個体なら０．２ｇで８０～８５程度は出ている様です。機密をしっかり取れば外れ個体でもそれくらいになるかと思われます。重めの弾を使うと安定する傾向に有りました。

●集弾性・命中精度
価格なり、と言った所。つまづきホップと呼ばれる構造をしており、ホップアップが不安定で、縦にばらけます。また、可変ホップなのですが、調整用のネジが緩んでくると一発撃つごとにずれが発生してくる固体も有ります。可変ホップの構造自体が後付けした様な雰囲気があるように感じました（実際その通りである様です）。横のブレは当たりの固体ならマルイのＳＴＤ電動ガンに及ぶかどうか、といった所でしょうか。有効射程は３０Ｍでどうにか、といった感じでした。重めの弾を使う事で多少集弾性能の向上が見られました。どうも重量弾向きの銃の様です。

剛性について

3点（普通）

プラパーツを多用しており、頑丈とは言えませんが、肝心な部分はしっかりしています。バレルを保持するネジの締めが緩いとバレルがグラついてしまうため、一度確認しておいた方がよさそうです。また、ホップ調整ネジは緩みによってズレやすくなっていくため、対処が必要です。

持ち運びやすさ（重さについて）

3点（普通）

尋常ではなく軽いです。全く苦にはならないでしょう。そのせいか、スコープを付けると重心がえらく上に行き、少々不安定になります。

取り回しの良さ（全長について）

3点（普通）

ジュニアのものであればそうでもありませんが、シニアのバレル長では取り回しが悪いです。不満があるならあえてジュニアのバレルを使うのも手です。

カスタムについて

3点（普通）

シリンダーは分解を防止するような構造になっているため、カスタムが非常に難しいです。ですが、一度分解し、少々の加工を施した後いくつかの部品をホームセンターで手に入るものに取り替えるだけで、激変します。事情によりここでは詳しくは言いかねますが、調べれば出て来ると思うのでそちらを参考にして下さい。

チャンバー周りはこの銃の最大の欠点ですが、パッキンが専用の構造になっており、マルイのものとは互換性が無く、予備が手に入りにくいため、改造するならほぼ一発勝負になります。余程性能を気にしない限り、機密を取る程度に抑えるのが無難です（加工すればマルイパッキンも一応は使えます）。

バレルも同様に特殊な構造です。ただし、上手くすればマルイ純正のバレルも使えなくはないです。

外観のカスタムは非常に楽しそうです。構造が単純なため、自作ストック等も作りやすいと思われます。

ゲームでの使用感

3点（普通）

もともと高くはない性能に加え、高めの打撃音がします。狙撃をするには少し気になる音の様です。サイレンサーどうこうではなく、ピストン周り、及び気密に原因が有りそうです。

これらの事から、ゲームで狙撃戦をするにはかなりの技術が必要となります。軽量さをどう活かすかがカギになりそうです。