全体的にチープ、潜在能力は高いが要調整

レビューした装備

TAVOR-21 EXPLORER

S&T

総合評価

3点（普通）

見た目や質感について

3点（普通）

チープではありますが実銃も樹脂製という事で、そこまでは気になりません。気になるようなら塗装すると良いでしょう。
レイルは付いていますが、プラ製な上ガッタガタです。これは取り付け部に詰め物をする等で解決が可能です。
アイアンサイトはもう完全に飾りです。プッラプラです。

初速や集弾性について

3点（普通）

いずれも箱出しでは固体差が大きすぎて何ともいえません。が、付属の赤いアルミバレルは思いのほか良いもので、パッキンをマルイのものに交換しただけで良好な集弾性を発揮しました。内径がルーズである事もプラスに働いていると考えられます。
初速についてはおそらく８０台の中を、固体差により大幅に変動するものと思われます。安定はしています。

剛性について

3点（普通）

思ったよりもしっかりしており、不安は有りません。外装の強度は強いとはいえませんが、バレルはフローティング（だったかな？）構造になっており、その影響は受けません。ただ、そのアウターバレルそのものがグラついているような・・・？

持ち運びやすさ（重さについて）

3点（普通）

非常に軽量です。本当にこのサイズの銃なのかと思う程です。

取り回しの良さ（全長について）

3点（普通）

ブルパップ構造ではありますが取り回しは特別良いというわけではありません。マルイのＦＡ－ＭＡＳか、ハイサイクルモデルのステアーに近いものがあります。

カスタムについて

3点（普通）

私が施した中で、必須と思われるものを記載します。

●全体・・・
全て清掃・脱脂し、グリスを塗布しなおしました。また、メカボ内部にバリが目立ちました。これは全て削り落とす方が良いと思われます。

●トリガー関係・・・
マイクロスイッチをオムロン製のものに変更しました。この時、スイッチを押す為に要する力の関係で異常が発生したため、それに関連するスプリングを２巻き分程強めました。
また、カットオフレバーのスプリングも１～２巻き分程強くすることで、セミにおけるギヤの停止位置を一定に出来る様です。

●スプリング・・・
ライラクスのＭ９０を使用しました。このメカボックス、スプリングの交換が非常に容易なため、そのあたりの調整が非常に楽です。

●タペットプレート・・・
純正ではすぐに折れてしまうと聞いたので、ライラクスだったかの赤い色のハードタペットプレートを加工して取り付けました。

●チャンバー周り・・・
押しゴムは８の字をした特殊なパーツとなっていますが、幅が足りておらず意味を成していなかったので、マルイ純正パッキンの押しゴムを二つ使いました。

●自慢・・・
私のものは、その他様々なマルイ純正の余り物を使い、初速が０．２ｇ弾で９３前後で安定し、集弾性もマルイＳＴＤ電動ガンの標準程度にはなりました。伸びしろがかなりある銃の様です。

ゲームでの使用感

3点（普通）

※注意※・・・上記の「どうしても必須な調整」を施したものを使用したレビューとなります。

軽量なため走り回れ、アタッカー向きです。駆動音・発射音は静かですがピストンの音が銃の中で共鳴し、結果として大きめの音がします。静穏性についてのカスタムが必要かも知れません。
また、光学サイトはハイマウントにしないと覗き辛いです。
Ｍ１６系のマガジンが使えるためマグ数をそろえ易く（中古でマルイ純正が安く手に入る事も多い）、精度や飛距離の関係から、中距離でバラ撒く様な戦い方にも向いているようです。