東京マルイ　FA-MAS　SV　（２０１４年春モデル）

レビューした装備

FA-MAS SV

東京マルイ

総合評価

3点（普通）

見た目や質感について

3点（普通）

良い・悪いの基準はさておき、外装はほぼプラスチックで、玩具らしさが出ています。ところどころパーティングラインらしきものも見えます。
全体のシルエットとしては悪くない様に思います。実銃と比べ、極端に違う部分はありません。プラ製という事で加工もしやすく、定番になっているらしい？キャリハンの加工等も楽に出来るかと思います。

問題はアイアンサイトです。プラ製な上作りもチャチなためズレやすく、またのぞきにくさも相まってか、中距離以遠を狙い撃つには向きません（このあたりは個人差が有るかも知れません）。ダットサイト等の光学機器を搭載すると、使い勝手はガラリと変わります。ただし、別売りとなっている専用のマウントベースは文鎮として使えるレベルの重さがあります。

初速、サイクル、レスポンス、集弾性、音について

3点（普通）

●初速・・・マルイ０．２gバイオ弾で８０～８５の間でした。この銃、前回のものもそうでしたが、最初は初速が安定しません。５前後の差を行ったり来たりします。安定し始めても、例えば１０分程休憩を挟む等して再び撃ち始めると、最初は８１だったり８０だったりしたものが撃っている内に上がり始め、１マグ程度で８５になったりします。この辺は気密が取れていない等の影響なのかもしれません。

●サイクル・・・秒間１６発強で安定していました。プチハイサイらしいですね。

●レスポンス・・・非常に良好です。トリガーの引き幅は少々大きいものの、一発一発が機敏に反応してくれます。最近安い中華銃ばかり弄っていたためか、尚更そう感じます。

●集弾性・・・２０Mレンジにて、１０センチ以内に確実に収まりました。というより、５ｃｍ以内に収まっていました。箱出しのためサイティングには難有りでしたが、最初期モデルとは思えないレベルです。

ただ、初速の独特のばらつきのせいか、３０Mレンジでは縦に若干ぶれます。致命的ではありませんが、初速の安定は大きな課題かも知れません。

●音・・・耳元にメカボが来る構造のため、撃っていると騒音がかなり気になります。ただ、それは撃っている本人のみ。少し離れると、その音は静かで心地良いものになります。
個人的にですが、電動ガンの駆動音の中で一番好きな音です。なんというか、とても清潔な音に感じます。

剛性について

3点（普通）

少なくとも命中精度に影響の出る様な部分は一切有りません。
ハンドガードなどがギシギシいいますが、対応策が様々なところに掲載されています。

大型のキャリハンが強度の確保に貢献する形になっているため、キャリハンカット時には注意が必要です。

また、この銃はメカボの強度が非常に高い事でも知られます。
五年や六年の間、簡単なメンテだけで動き続けた個体も存在しています。
長く使いたいなら、正にうってつけです。

持ち運びやすさ（重さについて）

3点（普通）

言わずもがな非常に軽量です。重量バランスも良好です。
よく「持っているのを忘れるレベル」と言われますが、よくわかります。

取り回しの良さ（全長について）

3点（普通）

全長は固定ストックのMP5レベルなのですが、特別良い訳では有りません。
グリップから銃口までの距離はそこまで短いわけではないです。

カスタムについて

3点（普通）

結論から言えば内部カスタムはほぼ不要です。
どうしてもやるなら気密確保や好みのグリスへの変更等が例にあがるかと思いますが、それがどれほどの効果を産むのか、甚だ疑問ではあります。あの閉めにくいメカボを調整のために何度も開け閉めするのは、私はもうごめんだったりします。

外装については狙撃銃風のカスタムがポピュラーな様ですが、個人的に特殊部隊が使うようなカービン風の方が好みです。キャリハンも、それに合わせて改造する予定でいます。

ゲームでの使用感

3点（普通）

何度かゲームをしましたが・・・どのゲームにおいても「何故か活躍出来てしまう」不思議な銃である事が分かりました。・・・はいすみません、超個人的な事情です。
しかし、ヒット数もヒットされた数も、何故か一番良好な成績を残した時はこの銃を使っているのです。

もしかすると、銃が他のカスタムモノに比べ低性能なぶん、銃の性能を過信せず、自分の動きと判断で・・・というスタイルを無意識に取れているのかも知れません。そういう意味では本当に初心者向けの、良い銃なのかも・・・ｗ