気分はハードボイルド

レビューした装備

コルト パイソン 4インチ

東京マルイ

総合評価

4点（良い）

見た目や質感について

2点（悪い）

新旧共にプラスチック製で塗装が施されています。材質が違ってて、旧型はヘビーウエイト樹脂に黒色の塗装、現行はABS樹脂に青黒いメタリック塗装で、黒染された鉄の色を再現しようと頑張っています。

旧型の塗装は剥がれやすく、現在はおそらく、ほとんどの個体でパリパリと剥がれてきているでしょう。余計に古さを感じさせます。全てきれいに剥がしてブルーイングを施すと、美しさを取り戻せるかと思います。

初速や集弾性について

3点（普通）

チャンバーの硬さが、個体どころか穴ごとに違うので、初速はかなりバラけます。どちらも、この時期の室内では45〜55m/s前後です。夏場はもう少し上がるでしょう。

ホップパッキンがv字に切れているためでしょう。集弾性は割りかし良いです。室内戦やショートプリンキングでは十分だと思われます。ダブルアクションだと握り具合によってはバラけるので、シングルアクションをお勧めします。

重量について

3点（普通）

ヘビーウエイト樹脂なので旧型は現行に比べて重量も重く、程よい抵抗感があります。現行型は(私の個体は旧型6インチ用木製風グリップを取り付けてあるのもあり)500グラムを切る軽さなので、持った感触自体はかなりオモチャっぽく感じます。

機構の違い

3点（普通）

新旧の違いはここ。シリンダー内部機構がリファインされています。
薬莢底部の形をしたガスルート。旧型は銀色で現行型は金色です。ここをフレーム側のガスノズルが押し込んで密着する構造なのですが、現行型の方がより深く押し込まれます。押し込まれた先にはタマが4発収まっているのですが、一番先頭の1発だけを押し出す爪が穴の中にあって、先述の薬莢底部型のガスルートに押された爪が、先頭の1発だけを前に押し出し、後ろのタマは抱え込んでガス圧で飛び出ないようになっています。この構造の抱え込み具合が、新型がよりがっちり抱え込むため、旧型で特に夏場に多かった、同時に2発3発出てしまう現象が解消されています。

取り回しの良さ（全長について）

3点（普通）

4インチは平均的な長さで、取り回しに気を使うことはないでしょう。

カスタムについて

2点（悪い）

カスタムできることはあまりありません。バルブの放出量アップ、チャンバー機構を取り外してライブカート化、マウントリングを装着し光学サイトを取り付ける程度でしょう。

旧型ではその他に、先述した通り、ヘビーウエイト樹脂なので、塗装を剥がしてブルーイングを行うという楽しみ方ができます。上手くできると高級モデルガンのような渋い青黒光りを得られます。

ゲームでの使用感

3点（普通）

短期決戦型の室内戦だととても楽しいです。ガスブローバックや電動ガンでは絶対に味わえない緊張感があります。この銃を使用する時は是非、迷彩服なんて野暮なことはせず、スーツやジャケットで臨んでみて欲しいです。