アレも欲しい、コレも欲しい、もっと欲しいもっともっと欲しい! ウェブでいろんなトイガンを眺めるたびに食指(触手じゃなくてよ)がそそられる出戻りゲーマーのがせですこんばんは。手持ちの銃ですらお座敷から実戦デビューしてないのもあるというのに。

最近のトイガンは本当に高性能、かつ良くできてるなぁと、フィールドでチラ見するたび思います。欲しくなっちゃうのもしょうがない。昔と違って社会人となり、自由にできるお金もわずかばかりありますからね(ただし月末を除く)。タバコやめられれば毎月ガスブロ買えるんじゃね? という突っ込みはさておいて、今から20年ほど前にゲームをしていた頃は、学生だったものですから手にした一丁をお金をあまりかけずにカスタムする事に腐心していました。

塩ビ管と厚紙、ウレタンマットで作ったサイレンサー、友人から捨て値で買ったダットサイトを載せるために、鉄板を折り曲げて作った手作りマウント。給弾チューブ延長の多弾マガジンや、極めつけはホップカスタムの自作などです。

今はホップ搭載が当たり前ですが、昔はホップないのが当たり前。ですが、当時からアームズマガジンなどには自作ホップカスタムのやり方が掲載されていました。(記憶があやふやですが、この手の加工記事はGan誌、コンバットマガジン誌とくらべ、当時はアームズマガジンがもっとも載っていたように思います)
自分が持っていたのはファルコントーイ社のガリル。エアータンクからの排出気圧を上げてしまえば、まぁ飛距離は伸びるわけですが、その分燃費が悪くなるわけでして。
エアタンに自転車の空気入れで空気充填するのマジ疲れるし。

当時から飛べない豚だった自分は低燃費で長射程のホップカスタムにわれ先にと飛びついたのは言うまでもありません。バレルに穴を開けてタップ切って芋ネジをダイレクトにぶち込んだら鬼ホップで、1マガジン撃ちつくす前に芋ネジがぶっ飛んだのも今となってはいい思い出です。

さて、時を同じくして、自分の幼馴染もサバゲにはまっておりました。自分が体格と体力を鑑みないアタッカータイプだったのに対し、彼は『動かない事こそ至高』というようなスナイパー。自分とよく裏山でタイマンで射ち合ってたり、エアガン談義に花を咲かせておりました。得物はサバゲ史に残る名銃の一つ、マルコシのスーパー9プロ。
彼もまた、『スナイパーなら長射程』という観点から、ホップカスタムに着手していました。
彼はバレルに穴を開けるのはスナイパー的にナシ、という事で、チャンバーパッキン上部に、ホップ用の突起(小さく切ったプラ板)を瞬間接着剤で貼り付けるという、今でいうマルイのホップパッキン方式でした。

ある冬の日の日曜日。自分と彼とでホップカスタムを施したスーパー9の試射を行ってみたところ、弾詰まりを起こしたりとなかなかうまくいきません。発射されても、まったくホップが掛からない。それどころか、下にドロップしてるじゃん。ん? いやまて。下にドロップ……?

彼は早速銃をばらし、チャンバーを確認しました。ホップ用のプラ板はおそらく弾が出た瞬間に吹っ飛んでしまったのか剥がれて無くなっていました。そして、おもむろにそのチャンバーパッキンを上下逆さまにして装着、試射してみたところ……。

なんと! BB弾は驚くほどフラットな軌道で遥か先まで飛んでいったのです!
自分と彼は早速対策本部を開設し、この現象の究明に当たりました。そして行き着いた結論なのですが──、
皆さんは誤って、瞬間接着剤を指にたらしてしまった事ありませんか? 人差し指と親指がくっついちゃったりして。で、それを剥がすとその面がツルツルになってる。
つまり、チャンバーパッキンの上部抜弾抵抗を突起などで増やし、BB弾に回転をかけるのではなく、パッキン下部の抜弾抵抗を固まった瞬間接着剤、ツルツルになった面で無くす事によりホップ回転をかける事に成功したようなのでした。

二人は色めきたちました。理論上、チャンバーパッキンを有するエアガンはすべからくこの瞬着ホップ加工が可能という事になります。自分のガリルもチャンバーパッキンがあるタイプだったので瞬着ホップの恩恵にあやかることができました。

彼は更に、いくつかのチャンバーパッキンに瞬着ホップを施し、BB弾の重量との兼ね合いでベストアキュラシーの物を選び出してサバゲに投入していました。パワー規制が緩かった当時ですが、そんな中ですら極悪と称されるパワーカスタムが施された銃を凌ぐ飛距離、精度を誇っていたと記憶しています。(田舎なので家の裏がシューティングレンジみたいなものでしたから、調整はやりたい放題なのが功を奏しました)
最長水平弾道およそ100メートル、70メートルほどでマンターゲットならスコープによるサイティングでヒットを取れたそうです。無論、J値は今だと逮(検閲削除)ですが、彼と敵対して仲間内でゲームをした時、スタート開始から即、フラッグ間狙撃されたことがありますw

自分と彼はこのカスタム方を、『戦局を劇的に変えてしまう恐れがある』として誰にも言わない事を誓い合いました。ただ一度だけ、千葉の方のゲームに二人で参加した時にノーマルのスーパー9で頑張ってるビギナーの子に『君の銃を良く飛ぶようにしてあげよう』と
瞬着ホップを施してびっくりされるというようなサンタさんみたいな真似をした事以外、
今日ここにこの書き込みをするまでずっと伏せてた門外不出のカスタム方です。今となっては、ですけどねw

時は巡って今、彼とはいまだに一緒に飲みにいったりします。先だって自分がサバゲに復帰した事、アレだったら君もどうよと伝えたところ、
『今は1J規制でしょ? それじゃぁちょっとね……』
と小さく苦笑して彼は言いました。
彼と、彼の愛銃がサバゲに復帰する事はないでしょう。っていうか逮(検閲削除)
ですが、自分にとってのサバゲ、トイガンの遊び方というのは、彼と一緒に試行錯誤していた頃と変わってない、変えようがないものかなと思います。

ああ、なんだかスナイパーやりたくなってきた。まだ復帰して日が浅いですが、一番結果出してる銃はマルゼンのCA870。スナイパーライフルみたいなもんですからね。
何よりほら、走ったりすると疲れちゃうし!

次は当時強かったチームの動き、戦術のことでも書こうかな。なかなか仕事が詰まってて貧乏暇なし、がせでした。ではでは。

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コメント 3

これ以上ありません。

Masato

Masato

いまから次回の記事が楽しみです。
私は40を過ぎてからの趣味ですので、この手の貴重なお話に非常に興味あります。
お仕事第一ですが楽しみに待ってますね。
もちろん次回フィールドでお会いした時に肉声でも結構ですwww

K.BOU

K.BOU

初めまして、がせさん

現在当たり前のように普及されている技術を、既に自分たちで考えられていたんですね。今はハイサイ、流速等のカスタムがありますが、飛距離100mのカスタムを自作されたなんて素晴らしいです。自分も次回の記事が楽しみです。

がせ

がせ

ザ! 遅レス!
Masatoさん
どもです。平日にブイブイ言わせてるご様子で羨ましい限りです。
古いネタならそこそこありますが、当時の空気感も味わえるような
文章を書きたいところです。なかなかに難しいところですけどね。
温故知新という言葉がありますが、古過ぎて役に立たない事とかも多そうでw

K.BOUさん
始めまして! 当時、自分の周りでは銃は弄るものという印象が強かったように思います。今よりもサバゲやるってのは覚悟が必要で、その分ハードルを越えてきた連中はコアに遊んでいた、と言いますかw (構造も電動ガンより単純でしたし。また、コスプレ系に走るには資金が無かった感じで)
ですが、より飛距離を、より命中精度を、という願望は永遠にサバゲやトイガンには付いて回るものだと思いますし、手を加えて性能がアップした時の快感もまた変わらないものだと思います。
もちろん法規に則ってですけどね。逆に縛りがあると楽しくなってきますw

いやあでも、マルイの電動ガンは本当に良く当たりますね……w

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