映画の話　スターウォーズ見てきた他

2015年12月22日

アイアンソルジャー（原題　フォートブリス）
アフガニスタン派兵によって女性衛生兵の家庭崩壊を描く物語。
吹き替えがなく字幕のみ。更に性描写が過激なのでデートや青少年にはオススメ出来ません。

最初の３０分は「子供（５歳の実子）を１５カ月放置して母親だからとかちょっとなー」とか思ってました。
子供もエライ泣きじゃくるし。演技であればあの子役は恐ろしい実力でござるよ。
でも１時間も見てると色々と思う所が。
懐かなかった息子がだんだん心を開いて親子関係は良好になる演出は良かったんだけど、その間にも軍属の母親にまた派兵の話が進行してまた離れ離れになるかも。その不安感の演出がとても良かった。たまに軍属特有の命令口調になるのも印象的でした。

女性兵士に対してというより家庭を持つ兵士が持つリスクを描いた作品ではありますが、タイトルの「アイアンソルジャー」は訳が判らんのでやめて欲しいもんですね。鋼鉄の意志って意味ですかね？
一応ミリタリー思考で紹介するとちゃんとＭ４とＡＣＵを着た陸軍兵が出てきますしハンビーも居ます。自爆テロもあるし。
でもバンバン撃つシーンは無いのであくまで女性が装備を着た姿や衛生兵の働き（全部で４０分程度）を見る位ですかね。

インターステラー
劇場で見たかったんだけど中々腰が上がらなくてスルーしてしまった。ツタヤで安かったので借りました。
これ面白い！何が？全部！　うーん、どう説明したら良いのか判らん。劇場で見ればよかったとかなり後悔。
荒廃しつつある地球から人類を救う為に別の星の探査に向かう、よくあるＳＦなんですけどトンデモ科学ではない所がこの映画の面白さ。
この映画はＳＦではあるけど家庭の話でもあってそこが根幹になるＳＦは珍しい。また、ロボットらしいロボットが出てくる所も非常に好感が持てる。ロボにはロボの機能と役割があるので人型である必要はないですからね。こういう部分も含め多くの現象に科学的考証がなされている。
理解出来る程の頭脳が無くても１＋１＝２になり合点がいくというのはやはり気持ちいい。

「２００１年宇宙の旅」を意識した作りでアチラはＳＦ映画としての金字塔と言われるがいかんせん古い。盛り上がりにも欠けるしね。インターステラーを代わりに見るというのもオカシナ話ではありますがどちらも見た事がなければインターステラーをオススメします。
ただ、最後の終わり方はどちらもよく判らん、という方とあぁ良かった、という方が居ると思うので”科学的考証がしっかりなされた娯楽映画”として気楽に鑑賞する事をオススメしますよ。

さて、本題のスターウォーズです。
何かと話題満載の今作ですが個人的には十分楽しめる作品でした。
前作品のオマージュもかなり多いのでシリーズを見てるのならオススメなんですが・・・平日のレイトショーだから判らんが映画館はガラガラでした。
気になる所は多々ありましたがそれは過去作でもキリが無い位ありますし、そういう部分が気になる方はDVDかブルーレイでも借りて観て下さい。

少なくとも最初の３０分位まで引き込むのは大成功。ミレニアムファルコンがカッコイイ。
が、それ以外は主役のレイとメインドロイドのＢＢ－８が可愛い位しか見る所が・・・・何よりワシの大好きなＹ－ウィングが出て来ないんですけど！！
流石に元々古い機体設定だから資金不足の同盟軍でもリストラされたんかね。残念。
とりあえずマーク・ハミルやキャリー・フィッシャーがまた同じ役で出て来れる間に次のエピソードが公開される事を祈ります。そろそろみんな年齢がキちゃってますからねー。

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