将たる悦び

2016年9月13日

サバゲーフィールド

CAMP DEVGRU（キャンプデブグル）

• 千葉県
• アウトドア（森林）

ア カ の 軍 装 姿 で タ ク テ ィ ク ー ル サ バ ゲ マ ー を 翻 弄 す る と 気 持 ち が い い
　　　　　　　　　　　С л а в а　н а ш е м у　в з в о д у
　　　　　　　　　　 　　　共 産 趣 味 戦 戯 革 命 万 歳

……喧嘩売っているのかって? 先鋭なる対立姿勢こそミリオタ戦戯民の礼節です★

Привет. コミュ障インドアマンながらネット上ですら碌に筆も執らないお陰で相変わらず弊チームも小所帯のまま、というか面倒見赤化主義のモットーの下、手厚いサポートを謳いながらも新入隊員が数ヶ月～年単位でしか現れないあたり、元より潜在的同志すら少数派なのではないかとの懸念が拭えない悩めるカマンディール、ベルクトと申します。

レアキャラ探しは茨の道、されど後悔はしていない！

とはいえ時折はプロパガンダ材料を調理してやらねばと、鉄のカーテンめいた情報の壁を破って我が隊の活動の一端をグラスノスチする次第であります。

去る9月3日、残暑に蝉にKLMK(※身内季語)と夏の残り香が漂う中、同志隊員3名を引き連れ移転後としては初めて踏み込むCamp DEVGRUにて快い一戦を展開して参りました。

この日の定例ゲームの参加者は知られたフィールドとしては予想外に少人数の総勢10名

そう、味方チーム5名のうち殆どを占めるのは我が隊の同志4名…　アイエエエ！？
元より理不尽な死を積み重ねることのない少人数戦は大歓迎ながら、地の利は無く、ここまで明確に彼我が線引きされた経験も無く、図らずも半ばvsゲスト戦状態というシチュエーションが整う形となり、年来のサバゲ歴に伴う自負心を緊張が容易く覆い尽くす…

だが、低稼働率故の普段の2、3人参戦と異なり、今回は多少なりとも組織的行動を試し得るだけの兵員が揃っている。連携を取って未踏フィールドを拓く同志達の姿を作戦前には楽しみに思い描いていたではないか……　臆することはない！

斯くして臨んだ第一戦、多少の復活制を盛り込んだフラッグ戦である。
敵フラッグは自陣から見て左翼に当たるフィールド境界付近、戦闘経験と脚力に優れた隊員2名を中央フラッグの右から回らせて敵迂回兵力の阻止、隙あらばフラッグ攻撃に充て、自身は機関銃手/コールサイン:トロイカ(Тройка)及び隊外参加者氏と共に正面からの前進を試みる。

少しの警戒を挟みながら彼我のほぼ中間線となる線路&駅舎に到達、やや目先のバリケードに拠り迎撃態勢を取ると、長く待たぬ内に境界線沿いに前進してきた敵と脇の両名が交戦を始める。暫くして敵ポイントマンは排除された。
他に目立って近付いてくる敵も無く、時間を置いて迂回に出る。合図を出してプリミョートチク(機関銃手)が制圧射撃を始めた。
進んだ、何所までいける…　銃撃音、敵伏兵が脇腹を撃つ！ 畜生め……だがこのまま地歩を奪わせるわけにはいかない。

復活後、ラインを崩される前に足早に同バリケを確保、敵も敵で攻めあぐねているようだ。再びの好機
いけトロイカ、制圧射撃だ！(PKMN並感)

(※スタッフブログ更新が滞っているため過去画像流用によるイメージです)
＜ﾊﾟﾀﾀﾀﾝ ﾊﾟﾀﾀﾝ
駆け出すも気持ち上の大胆さは2割減、この辺かなと敵位置を側面から射せそうなバリケードに取り付き、間も無く現れた敵の無用心な横っ腹を狙って屠る、更に前進、二人目を排除、敵陣から見てやや側背に出たようだ。
予想だにせず半身を晒す敵三人目を排除、同志の援護下での意を決した迂回による三人抜き！ Foo↑ 気持ちいい＾～

…が、フラッグ間近にして未だ復活残量のある敵にやられてしまった
大回りして背後を突いたのだろうか、見れば右ルートを往かせた隊員の一人、過去レポートお馴染みブジョノフカ君も手を挙げて歩いている。
しなしながら、皆未経験のフィールドというハンディキャップを抱えた上では悪くない押し込み様であったと云えよう。

陣地を入れ替えた裏ゲームに際しては逆展開で線路を確保すれば後は容易いだろう　……と、高を括れば意外にも線路を巡る敵との小競り合い、その奥で頑強に抵抗する敵防衛兵力による損害を出し、自フラッグへの往復を重ねた末に討ち死にするのは流石に誤算(´･ω･｀)
なれど生き残った隊員らが程良く隙の出来た敵フラッグへ果敢に攻め入り、見事我が屍の上にこの日の初勝利を飾ることが出来た。

そうとも、これは唯一の勝利ではないのだ。新旧混ざりつつも経験を積んだ顔ぶれ、組織的戦闘力を発揮し得る状況、振り返って見れば前例の乏しい好条件が整った一日であった。

勢いづいた第三戦では先程の迂回組－性癖が識別名となってしまった古参隊員ショタコン(ショタコノスキーとも)とブジョノフカに比較的短ルートの片翼からの進行を任せ、隊外氏は別方向へ陽動、自身とトロイカはフラッグ付近の伏兵として残す形で指示を出す。

さぁ諸君、仕事にかかれ！

同志らを見送った後、言葉数も少ないままに自陣を見張り続ける。風通しの程好いポジション、女の子連れで撃ち合いを楽しむ隣フィールドの貸切外人=サン…　俺はカジュアルなウェイ共は好かんのだ(失礼)

暫くするとトロイカが右翼からの敵接近を告げ、倒木越しに横たえたPKMから短いバースト射撃を加える。遠路遥々ご苦労なこった…　その根性、我が腕を以て挫いてやる
自身も脇に意識を向けつつ、これ以上回られぬようトロイカに牽制を続けさせる。熟練マニュアルセミオート()で敵位置に弾を送り込むこのねちっこさ、リアカンながら三桁に届く装弾数を活かせば長く相手を押し留め得る嘗めプ……もとい合理的節約射撃である。

そうこうしている間に攻撃に出した両名が敵陣に到達、守る我々の耳にも届く勝利の鐘を響かせた。
適切な指示の下で各々が過不足無く役割を果たし、然るべき成果を得る。この我々有能感…　いやぁ、実に心地良いものだ。

とまぁ、雄弁の裏で足元を掬われる展開もあり……
次ぐ戦闘ではフィールド中央の寡兵では守り難いフラッグ配置となったため、先程とは異なり味方チーム全員で一旦防衛に当たり、敵を十分削いだ上で攻勢に転じる戦術を選択、フラッグを挟むように前衛と後衛を布陣させて敵アタッカー達を粉砕したは良い も の の
以後、静かになった自陣防衛をトロイカに託し、先に攻撃へ向かった前衛組のうち生き残っていたブジョノフカとの2人で敵フラッグへ迫ったところ、周囲のバリケードを含め無人に見えた敵フラッグ直前で慢心
手信号ですら無しに｢周囲の守りを固めろ｣と漏らした肉声を聞いた敵伏兵が飛び出し、慌てて撃ち返すも被弾、手榴弾を投げ込むブジョノフカも排除に失敗して倒れ、まさかの二人掛かりでフラッグダウンの好機を逃がすという、これまでのお膳立てを自ら烏有に帰する失態を演じてしまったりもした。

更には次戦、昼休憩前最後のゲームにて、フィールド角フラッグだからと先々程と同様の攻防分散を指示し、その上比較的ショートカットで迫ってきた敵に気付かず防御位置を変えようと迂闊に移動してヒット→後で聞くところ只のはぐれ者ではなく、先のゲームのような固い防御を想定してか力押しの3人掛かりで迫られたとのことで、相性の悪い戦術によりトロイカ共々駆逐され｢優勢にして有終完美ならず｣と一本取られる形で午前のゲームは締め括られてしまった。

まぁ相手も人間、筋書き通りの完璧な勝利など有り得ないとは解っていても、もう少しリスクを排せば更に戦果を積むことが出来たと思えば悔しいもんですｗｗ

そんな胸中の蟠りを知ってか知らずか、フィールド公認プチ酒宴をおっ始める昼時の同志達(※ブジョノフカ17歳除く)

アルコール耐性はありながらも未だに味覚が慣れんのだ！ その上電子の海の趣味仲間以外で飲みを強いられる人付き合いらしい人付き合いも無いのだ！
哀しいなぁ…(諸行無常)

午後のゲームに入るに連れて減じる気力と体力を再現すべく、当レポートに於いても疲ｒ…以降の詳細は割愛します。させて下さい()

時折敵に勝利を許したり勢いは減じつつも、何だかんだ概ね有利には立ち回っていましたね。

前線で使うもんじゃねーだろ！5名中2名もぶち込む奴があるか！な両チーム痛み分けのファッキンスパイ戦は無かったことにして…
ブジョノフカに次いでショタコンも我々が拓いた迂回路からフラッグダウンに成功したり

午後の参加者による敵チームへの増援とブジョノフカの休憩による4vs6の一時的な数的劣勢から防御戦術を取るも、味方の損害は皆無か軽微なままに迫る敵2～3人を削って巧く防衛を成功させたり

三箱の生物兵器サンプル(仮)のうち二箱を確保、スタッフから敵チームに集積場所をバラされる等のいじめにもめげず敵弾飛び交う中でどうにか守り抜き
……但し勝利条件が箱の中身のサンプル瓶の数とかいうほぼ運ゲーだったため、結果発表の末に｢西側汚い！｣と小悪役じみた捨て台詞を吐きまくったりｗ(一方で瓶の少ない箱には蘇生薬が入っていて次戦で限定数復活可能というユニークな救済措置あり…　にしても保管場所バラさなくたっていいじゃねーか！)

そんな幾多の戦闘に栄誉をもたらした同志隊員達との絆も、世の荒廃の波に掠れば為す術無く引き千切られるものである。

199X年、地球を二分した半世紀近い睨み合いは小さな過ちによって滅びへの留まらぬ殴り合いへと変貌し、幾年来の東西決戦は今や明確な決着も見せぬまま、人類に混沌と無秩序という置き土産を遺していた。

放射能汚染に蝕まれながらも辛うじて人の生存を許すソ連領の外れ、デヴグラード州
文明の見栄えを保ってこそいるが、それを文明足らしめる民によるコミュニティーが根こそぎ失われてしまった今、この一帯には統制を忘れ、ハイエナと化して財を貪る両陣営の敗残兵が巣食うようになってしまった。

両陣営……とは言ったが、敵味方の線引きなどこうなってしまえば空虚なものだ。敵に留まらない。昨日までの隣人が、戦友が、家族が、我が身に銃を向けるかもしれない。
世はまさに世紀末、来る日も来る日もバトルロワイヤルである。

あーっとまた撃ち合いか、今度は大分近いな。
デヴグラード郊外、突然変異に依るものか、奇怪に生い茂る潅木の下に身を隠す彼は大戦以前から東側某諜報機関お抱えの特殊部隊将校として、幾多の無名の任務の中で活躍していた。此処で争う誰しもが似たようなものだ。
各々に大義が与えられ、軍務に服する間に輝かしい経歴を積んだのである。しかし、過去の栄誉などこの環境下では中古薬莢に込め直した実包一発ほどの価値もない。

無常を感じる暇も無く、五感を駆使して辺りを見張る。
また食い口が幾つか減ったのだろう。其処彼処で轟く銃声は不定期に静まり返り、忍耐力の乏しい標的が動き始める度に再び動物的な狩りの時間が始まる。

だからといって踏み止まる者が生き延び得るとは限らない。
不気味な轟音が頭上に響く。Чёрт! NATO肝煎りの無人偵察ドローンだ…　戦争は兵器の進歩を飛躍的に加速させる
歩兵からすれば偵察で済ませてくれる生易しい相手ではない、奴の擲弾銃の加害半径は7、8m……十歩相当か、こんな閉所でロックされたら一巻の終わりだ！
(※このバトロワ戦ではスタッフが時折ルールを追加し、従えなかった場合は退場となります。その場から十歩動け、との天啓)

慌てて、しかし動体識別センサーを刺激せぬよう枝葉の下から慎重に這い出る。何がとは言わないが誤魔化し感が物凄い? 立てないんだよ察しろ

無人機飛来の不運に動揺した生存者達にも容赦無く銃弾の雨が降り注ぐ。聞き慣れた弾けるような軽めの発砲音、あれはAK-74の5.45mm弾によるものだ。此処はソヴィエト連邦だった。珍しいものではない、と思う傍らで、何故かふと散り散りになった部下の一人、ショタコノスキー軍曹の姿が思い浮かぶ。

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微かに藪が揺れ動く、人や獣の類ではなさそうだが、目をやってみるとそこにはS字状に首を曲げ、今にも食い掛かってきそうなマムシの姿があった。
林床は人にとって然るべき寝床ではない。畜生、冗談じゃねぇぜ！
身を翻して立ち上がる、今度は空中からカチカチと嘴を鳴らすような音……　ズズメバチか！ 近くに巣があるに違いない、已む無くその場から移動する、今はとにかく動き続けなければならない、そう天啓を受けているような気がする！

視界内に移動物、武装した人影だ。一連射を叩き込んで捻じ伏せた。
AKを構え続け、あらゆる危害が遠ざかってくれることを祈りつつ走る、街の方角とは異なるが、今はともかく一息つける場所が欲しい。

…いつの間にか遠くへ来てしまったようだ。出来ることならデヴグラードで補給序でに小遣いになりそうな土産を引っ掴んでやりたかったが、そうか、もう暫く進めば未だ機能を保つ都市が残る隣州境にぶち当たる。正直なところ、今はもう矮小な欲を満たすよりも慎ましい安寧の中に身を置きたい一心で生に執着していると云っても過言ではない。

ヒトならぬ人間として、身の丈に合った真っ当な願いである。しかし、それすらもこの荒んだ世界の中で懐くには高望みだったのだろうか。
鈍く不吉なサイレンが微かに響いてくる……　忘れるはずもない。戦友を見境のない敵対者へと変貌させ、世に混沌を齎した核の業火が迫っている。

舵取りも儘ならなくなった中で未だに破滅へと歩み続ける為政者がいるのか、はたまた何処ぞの狂人が戦略ロケット軍部隊を切り取ったのか、核の発射ボタン…　現実味を持たせるなら発射キー、も軽くなったものである。
何にせよ、先程まで背を向けてきた小さな脅威に命を委ねる方が嘆かわしくもこの場での最適解となった。
向こうの生きた都市が標的にされたとして、CEPと熱･爆風による一次加害範囲から察するに……　デヴグラード市近郊の鉄道路より先には退避したい、やたら具体性を伴う基準に思えるが、天啓じみた直感がそう囁くのだ。

街に近付けば必然的に接敵の危険も高まる。相対的に安全、そう判断し選んだデヴグラードへ引き返す道は必ずしも生存を保証してくれるものではないのだ。

息を切らしながら漸く線路を踏み越える。小休止の最中にも銃口は下ろせない……何故なら、ほら来た。
数十メートル先、同じく警報を聞いて市街へ向かっていたのだろう、西側装備の同業者が俺を狙っている。最早これまでか…

照準を合わせ引き金を引いた彼に、もう彼我の生死を確認する次なる刹那は訪れなかった。線路沿いに横たわる二つの亡骸が彼方からの閃光に照らし出される。
そこに宿る意義はともあれ、嘗ての敵と刺し違えて果てたことが彼等に対する唯一の報いと呼べるかもしれない…… -Fin-

哀しきかな、積極を如何に努めようと及ばぬものは在る。
元上官の壮絶な最期を、照準越しに見守る者がいた。

暗号名トロイカ、漁夫の利に徹することでこの災厄を切り抜けたП. クリリヤ部隊只一人の生き残りである。

(弾道はどういうわけか実用に耐え得るものだったとはいえ、0.25g弾で初速60m/s、0.45J相当とかいう完調時に比してパワーが半減したクソ雑魚PKM君を抱えてよくもまぁ生き残ったものである…)

はい、疲れたという割に書き殴りが過ぎましたね。皆が皆敵同士、殺伐とした最終戦の脳内補完模様をお伝え致しました。
我が隊は終末世界における生存能力にも優れるのだ(ｷﾘｯ


それにしてもこの日のゲームを通じて実感したのは装備、戦技の差なんてものは連携力と戦術的優位性によって如何程にも覆し得るということ。口先で斯く有るべしと謳いつつもそれを実現するだけの下地が我々に備わっているのか、同志達の低稼働率も相俟って中々実践の機会に恵まれなかったものの、その実力の片鱗を示すことが出来た点で今作戦は意義深いものでしたね～

部隊としての獲得フラッグ数は昨年入隊組でありながら場数を踏んだブジョノフカが3~4、ショタコノスキーが1
チーム結成当初からの隊員であるショタコン君も、年単位のブランクやミリ知識の乏しさという難点こそ抱えていましたが、戦闘中に与えられた役割をこなし得るだけの高練度を示してくれたところにも感心
他の同志も含め、適切な指示さえ出せば手足として充分に機能してくれる、頼もしい限りです。

一方で、少し触れたように詰めの甘さが気になる展開があったのも事実
勝利の安定化と組織対組織でも同様の成果を出し得る水準への到達が隊としての今後の目標でしょうかね。

格好に拘ろうとアクションを妥協する理由にはならない、東側装備の集いであるからにはクレバーに戦い、フィールドの｢手強い敵役｣を演じられるだけの技量を身に付けたいものです。

来月はいよいよ隊内初となる貸切演習
練度の均質化からより深い戦術研究･実践の好機とし、共産趣味波及の静かなる刃としてより精強たるチームに磨き上げたい次第です。

頭でっかちで実力の伴わない軍装集団と侮られたくない、フィールドの右の左を向こうともそうそうお目にかかれない装備で集いたい、ﾀｸﾃｨﾁｪｽｷｰ()現用厨共に痛撃と共に畏怖の念を刻み付けてやりたい…
ワガママで結構、文武両面からこの趣味を楽しめるに越したことはない。当プリェダンニエ･クリリヤはそんな捻くれた意地を懐く若き戦戯民の志願を常に歓迎します。

創設5年目にして未だ躍進途上
共に我が隊に翼を連ね、成長と共に次なる戦功を掴み取りましょう！

ご精読有り難う御座いました。Конец связи.

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