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うんうん良いよ!ジェフトロン!
色んなFCUを依頼で組んできたけども最近のFCUはだいぶ進化してますね。とうとう電動ガンにもマイコン制御の時代ですな、、、。ではFCUの解説(自分流ですが、、、)に入ります。

電動ガン工房 光線銃
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まず、自分が使ってる激安fcuジェフトロン(以下ジェフ)の内部解説です。
まずは耐久性、レスポンスに大きな影響を与えるスイッチ類について解説します。
fcuのスイッチ類に求められるのは、、、

①、、、、耐久性
②、、、、レスポンス(連射時の応答性)
③、、、、スペースファクターの良さ

、、、僕的に思いつく事はこんなところでしょうか?!
①の耐久性に関してなのですがカットオフ検知レバーは高速で上下に動きますのでカットオフレバーがカットオフ検知スイッチを押すときにカットオフレバーの打撃力を逃がす構造が良いですね!
そのことを考慮するとジェフ合格点です。各メーカーのカットオフ検知レバーの種類は多様で、、

★アレス、fcu、、、、、磁力感知センサー式で非接触なんで耐久性抜群。しかし、磁力センサーの位置不良(セクターギア含む)、fcu自体の作りの甘さがちょっと目立つ。

★G&G、fcu、、、、、、カットオフレバー検知式で検知スイッチはタクトスイッチを直に押す方式。タクトスイッチは強い力で押されると耐久性が犠牲になるので耐久性に難がある設計。トリガースイッチも同様。そもそも設計が、、、、。

★ビッグアウトdtm、fcu、、、、セクターカム検知方式でカットオフレバーはバイパスしてセクターのカットオフカムを直接マイクロスイッチで検知するタイプ。セクターのシム調整はちょっと気をつける必要ありますね。
海外製メーカーのFCUは大体ジェフと似たり寄ったりです(自分で調整できるなら海外製FCUは個人的に買っても良いと思います)

②のレスポンスに関しては確実に作動するという点で考察するとマイクロスイッチ式でスピードでジェフ、不安定だけども高レスポンスのアレスといったところだと思います。自分は随分と前にですがアレス gsg g14でセミで秒間25発の銃を作ったのですがアレスfcuの非接触式セクター検知スイッチではピストンが毎回違う位置でとまってしまい安定しなかったです。しかも、1000発撃たないうちにfcuが壊れました。ちなみにgsg g14を3丁持っている人に聞いたら3丁のうち2丁はfcuが壊れたといっていたのでアレスのバージョン3用のfcuは信用なりませんね。
それでは一般的なfcuの検知スイッチをバラしてみて見ましょう!

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ジェフのトリガースイッチをバラします。画像の上のほうに付いているスイッチがセクター回転検知スイッチで下のほうがトリガー検知スイッチです。

まずはトリガー回転検知スイッチをバラしました。セクター回転検知スイッチも同じ構造です(形は幾分違いまが、、)。

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すごく見にくいですが黒いスイッチレバーの後ろに稼動片があります。稼動片の素材は板バネのものと一緒だと思います。通電体とリターンスプリング(この場合は板バネ)を兼ねていて電極の片側の通電体はすでに電極と触れていてボタンが押されるもう片方の通電体の足が電極に触れる仕組みです。このスイッチの利点はスペースファクターが最小、レスポンスは稼動部の質量が最小なので物理的に作動するスイッチの中では最強のレスポンスになります(連射時限定)。
このタクトスイッチは通常のクリック感があるタクトスイッチよりもレスポンスがいいですが欠点あって、このように、、、

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先ほどのスイッチのケースです。ピンセットで慎重に取らないと直ぐに割れます。しかも触れただけでケースがポロッと外れます。とてもデリケートなんですよね、、これは壊れるとまず素人では修理不能なんで痛いです。まあどのfcuもスイッチ類は極端に弱いので組み込みの際には気をつけたほうが良いですね。また、ここが壊れた場合は新しいスイッチを買って半田付けするんですがかなりテクニックがいるんでメーカー保障があるのならば預けたほうがいいです。これはFCUの製造時に特殊な方法でスイッチを半田してるんで手作業はとても大変だからです。
 次にスペースファクターについてです。微妙に寸法の異なるメカボックスに対応させるためにデバイスはすごい小型になるように設計されています。しかし汎用性を待たす代わりに耐久性が犠牲になっている設計になっているのでこれはしょうがないですね。まあもともとFCUが入るような設計にはメカボックスが設計されていないので仕方ないのですが、、、。海外製FCUのなかでは(キメラだったかな?)FETの熱を逃がすためにFETのフランジ部分をメカボにつけて冷却グリスでサンドして冷やすようにできていたりします。この方式はとても利にかなった機構だと思いますが安全対策としては個人的にNGだと思います。何故かというと、、、、

①、、、、、、ヒートシンクとして使うメカボは絶縁モールドされいるわけではないですし、ただでさえメカボックス内はかなり激しく暴れますからメカボとFETの接触部分の接合性もかなり不完全になるんでショートする可能性がある!電動ガンは外で使うものなんで水分やゴミの浸入で更に危険な状態になります(どうせ基盤冷やすんならペルチェ素子とか使って徹底的にやってほしい)

②、、、、、、スペーシング(空間距離と沿面距離)もくそもない。FETとマイコンと小容量のキャパシターしかないので神経質にならなくて良いかも知れませんが扱う電力も結構大きいので無視はできない。モーターやバッテリーが強力な場合はそうとう強力な電位になるんでショートしたときの事を思うと電動ガンはバッテリーが燃えたり、トリガーが入りっぱなしになるからとても心配。

、、、、、自分なんかは何十年もオーディオアンプ作ってますのでここら辺はすごく心配です。直流電流を舐めてはいけないと思うのです。ですから最低でもここら辺はどのFCUも大なり小なり心配です。これは先ほども明記したようにFCUの基盤がもともとメカボに入るように設計されていた訳ではないから当たり前なのですが最低限でもマルイのAA-12のFETのようにメカボに専用の基盤設置場所を設けるくらいにしないと電気の知識がない人がFCUを組み込むのはリスクがあると思います。あと、カスタムショップによってはとんでもないFCU(FET)の取り付けしてるんでもしもFCUが暴走して裁判になったらカスタム屋さん勝てないんじゃないかな?(FCUの販売元はほとんど海外メーカーなんで責任はカスタム業者に)
、、、、なのでFCU導入予定の方は慎重にカスタムショップ選びをしたほうが絶対に良いし自分で取り付ける方は十分に気をつけないといけないと自分は思います。

、、、なんだかジェフトロンのFCUの検証のつもりがたいして説明もしてないのにこんなに長文になってしまいました、、、、すみません。次回に持ち越しますね!でもFCUはとても奥が深くて説明も長くなってしまうんですよ、、、、なんていっても電動ガンのパーツで唯一のマイコンデバイス入ってますから、、、、要は電動ガンの頭脳ですからそりゃもう重要ですよね!!

、、、それでは次回は実際にDSG搭載メカボックスにジェフトロンを入れた時の動作検証をお送りします!

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ロックヒルで貸切サバゲー!、、僕はセミ縛りで戦ったぞ!
セミでも改造ジェフトロンFCUの為にハイサイじゃ!、、、走り回ってフラッグもゲットしました!
今月は6回も貸切にお呼ばれしている!
サバゲやりすぎ!

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コメント 6

ふぁんぶる

ふぁんぶる

新着からはじめまして。

うちもジェフトロンVer3をSA-58に組み込んでます。
セミのキレは癖になりますね。
 
確かにマイクロスイッチの破損が一番怖い。
組み込み時はヒヤヒヤものでしたよ。

やまぎょ

やまぎょ

~~塩さん~~
基板はあそこにぎゅっと詰めるしかないんですよ~~~!
専門用語になってしまうのはもう電子部品なんで仕方ないんですよ!
まあ、上記の説明を要約すると、、、
FCUはまだまだこれからの進化に期待という事ですぞ!

やまぎょ

やまぎょ

~~ふぁんぶるさん~~
SA58とはまたマニアな逸品をお持ちですね。
ジェフは安いですがとっても良いFCUだと思いますのでお互い末永く使っていきたいですね~~!

佐藤剛。

佐藤剛。

すごく分かりやすいです!ありがとうございます。

やまぎょ

やまぎょ

~~つよしさん~~
かなり古い記事にコメントありがとうございます。
今は不知火とタイタンという成熟されたFCU買えるんで心配は結構なくなってますよ!

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