フロントサイトは
ただ狙う物ではなく
物を距離で対比させ大きさを測る
補正に使う
こういったことができるのは
ハンドガンナーのベテランであれば
承知の通り

通常のサイトピクチャーの話をしても
しょうがないので
距離補正での話をします
※銃のセッティングが皆違うのですが
 遠距離重視の上昇弾道での補正で説明します
マルイ純正、PDI等蒲鉾パッキンでも応用できますが
範囲は狭くなります

40.JPG

先ず近距離
フロントサイトがギリギリ確認できる距離
これでゴーグル半分の大きさに対応します
当然ですが
上昇弾道の為成り立ちます
※箱出しの銃ではかなり下に着弾します

31g.JPG

私場合はドット4等分で高さを分けてます
遠距離射程の場合弾道は
あるところまでは上昇を続けていきます

通常のサイティングで通常のサイトピクチャーでは
エイミング位置より上に中る・通過する
という状態を
この方法でカバーします

制御する高さの幅は遠距離を狙う銃では50cm以上
この上昇中の状態をサイトに等分して割り付ける事により
上昇中の弾道でも中てられる状態にすることが可能です

通常のサイティングは
自分が得意な距離で合わせるべきというのが自分の考えです

55g.jpg

対して今度は
下降していく弾道に対応させます
上昇と違い
浮力がかなり下がっているので
フロントサイトを上げて
仰角を付けていきますが
当然これも制御します

60g.JPG

割り付ける高さの幅を細かく等分するのは
下降弾道になると困難ですが制御することにより
射程内の数分の一をサイトのエイミング方法で
有効化します(これはスコープとて然り)

あとは割り付けた状態が何m~何mまで使えるか?
その時敵の大きさはフロントサイトとの対比で
どのように見えているか?
これを確認すれば良いです

こんな感じで
ハンドガンを使いこなすと
狙って撃ってるだけの人よりも
戦える距離の幅が増えます

ハンドガンナーは”近付けば良い”
は確かにそうですが
”この知識があれば
無駄に前に出ずとも良い”
特に距離が判れば初心者の人だろうと
無駄に前に出ない戦い方ができるようになります

ここからはコアな内容ですが
時間帯で天気予報では風向きまで出ています
これをフィールドに適用させると
風上風下は最低でも分かります
(スマホは要りますが・笑)
風でどれだけ流されるか
フロントサイト
特に遠くならスライドも仰角を付けて見えているので
これらで横にずれた着弾点を
フロントサイトの幅何個分
スライド幅分と
正確に把握することができます
次弾の着弾率は
勘で撃つより数割上がります

コンパスを持っていれば
方角をフィールドで把握できるので
もっと有利になりますし

私のように風速計も常備なら
風向きでの補正射撃も
補正は幅は少ないにせよ使って戦えます
風を味方につけた有利な動線で戦える

フロントサイトをもっと有効に!
内容の半分以上 実際の軍で行われていることです(アサルトライフルの場合)

m16-front-sight-and-silhouette.jpg

M16-front-sight-and-silhouette
Bevさんとこから借用

実銃のような
フロントサイトの幅の等分は
エアーガンだとちょっと効果ありません

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コメント 6

これ以上ありません。

ki_chan

ki_chan

Nazgul 様

こんにちは

非常に参考になる記事ありがとうございます。

ミルドットのようにフロントとリアを扱うイメージでしょうか。
特にポップアップのセッティング次第で対応する距離が変わる分、事前のデータ収集が必要不可欠ですね。

これは調整次第でいくらでもデータは変わる物ですが、Nazgul様のハンドガンは基本グロックだったと思います。
0.25gで調整して、0.3gなどの重量弾はハンドガンでは使わないのでしょうか?

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