総合評価

3点(普通)

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リボルバーのエアガンとの付き合いはずいぶん長いもので、20数年前の子供の頃、マルイのカートリッジ内コッキング式リボルバーや、クラウンのエアーリボルバー(今でも売っています)が、当時は組み立てキットでものすごく安かったので、何挺も作って遊んでいた覚えがあります。

時を同じくして、マルシンのカートリッジ式・ガスリボルバーも「S&W M29」や「S&W M36チーフスペシャル」が登場し、飛びついていました。プラスチックカートリッジ、ノンホップ、低パワーで、5m先の的に当てられるかどうか分からないというレベルでしたが、外観の仕上げなどは美しかったですし、満足度は高かったものです。

そして現在発売されている、ガスリボルバーの決定版ともいえる「Xカートリッジシリーズ」をレビューしておきたいと思います。

超リアルなカートリッジ 「Xカートリッジ」

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最初にXカートリッジを見たとき、まさに衝撃的な感動でした。
今まで触ったことのある、エアガンのカートリッジの中で、最も「デカくて」「重くて」「リアル」だったんですね。この三点がそろうまで、随分年月がかかったものです。(遠い目…)
リアルな44口径サイズで、ズッシリして、弾頭部分がわざわざ別素材になっている、というのは今までエアガンでは見たことがありません。こうなるともう、カートリッジだけで8割がた満足してしまいます。

参考情報
Xカートリッジ・シリーズの種類
6mm-.40口径サイズ コルト SAA
6mm-.44口径サイズ S&W M29/M629クラシック
8mm-.44口径サイズ COLT アナコンダ、アンリミテッドリボルバー、トーラスレイジングブル、コンストリクター
8mm-.38口径サイズ S&W M36チーフスペシャル

今後のモデルアップ予定
ルガー スーパーレッドホーク →8mm-.44口径 Xカート
ルガー スーパーブラックホーク →8mm-.44口径 Xカート

リアルな刻印

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マルシンリボルバーの外観で嬉しいのは、S&WやCOLTの正式なロゴが入っているところです。
他では、似せたデザインなども多いため、気にしなければ特に何ということもありませんが、ホンモノのロゴって何故か嬉しいですよね。

メカニズムや動作

3点(普通)

マルシンのリボルバーは、グリップにガスタンクが入っている都合上、メカニズムはオリジナル仕様となっていますが、シングル、ダブルアクションともに動作は確実です。

シリンダー前面とインナーバレルの接合部分に「コーン」という位置あわせパーツがバネのテンションで挟まっているため、ダブルアクションでは若干引っかかる印象があります。また、細かいことを言えば、ダブルアクションはリアル・ストロークではなく、短めになっています。

新品では最初、動作が渋いため、何度もダブルアクションで撃って慣らすか、トリガーメカ部のグリスアップを行えば、動きはスムーズになります。

実射性能

3点(普通)

初速 約72m/s(0.52J)
箱出しの状態で、タナカのペガサスシステム・リボルバーよりも弾道が安定していて、比較的狙ったところに飛んでいきます。可変ホップの調整で、ある程度の有効射程も得られます。
とはいえ、やはりガスリボルバーは、弾がしょっちゅう上下左右に反れたりして、オートマチックほどの精度は望めません。6発しか装填できないこともあり、サバゲーの戦いにおいては何のメリットもありません。

もっぱら部屋撃ち用かモデルガン代わりになってくるかと思います。手元において時々いじるには最高に楽しいエアガンとして、オススメできます。

他社リボルバーとの比較

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リボルバーといえば、革命的なペガサスシステムを打ち出したタナカ製、ユニークな給弾と高精度のホップシステムを搭載したマルイ製も人気ですが、決定的な違いは、それらのリボルバーにはカートリッジが設定されていないことです。そのため、リボルバーであってリボルバーでは無い!とおっしゃる方もいます。
あえてここでは、タナカリボルバーの特長も紹介しておきたいと思います。

タナカ・リボルバーの特長

・ホンモノと同様のリアルなトリガーメカニズムを搭載。
 リボルバーは、単にダブルアクション1つとっても随分と研究されてきたもので、S&Wとコルトのクセの違いなどが、顕著に分かります

・金属製シリンダーケースによる、リアルな動作音
 金属製のモデルガン以外ではなしえない仕様です。逆に言えばシリンダーであってシリンダーではない、単に、回るケースになっているところがポイントです。

・比較的安定した命中精度とパワー
 シリンダーはあくまでガワだけで回転して、弾の補給だけ行っています。シリンダーの内部には固定されたガスタンクがあり、安定したパワーを発揮します。冬のインドア戦などでは意外に役立つかもしれません。

以上、タナカペガサスのレポートでした!

カスタムはできるのか?

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残念ながら、カスタムパーツは皆無です。
機関部をいじるとカンタンに壊れると思いますので、いじることは避け、分解清掃やメンテナンス、外観の仕上げ直しなどを独自に楽しむのが吉だと思います。

ちなみに外観はもともとマットブラックですが、プラスチックの地という感じがありありで、安っぽい印象は否めません。掲載した写真のものは、GスミスSの塗料で塗装してあります。良くも悪くも、モデルガンのように、好みで仕上げ直しをする余地を残しているといえるでしょう。

リボルバーの楽しみ方

3点(普通)

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シリンダーをスイングアウトして重い弾を込める。あるいは排莢する。
そこに、銃のロマンが凝縮されていると思います。すべての「効率」を忘れて、重みに浸りましょう。
ゲームをするなら、ワンメイクとか、1発の重みを持たせられる内容が良いと思います。電動ガンとは対極にある面白さが、実はリボルバーにはあると思います。

ということで、それを体験するためのチーム(集まり)がサバゲーる内にありますので、興味のある方はお気軽に参加してみてください。 REVOLVER666

GUN道場 マルシンM29クラシック その他のレビュー

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コメント 6

これ以上ありません。

あおはる

あおはる

装填⇒排莢

たまりませんねぇ
インドア身内戦なら、ガンガン弾捨てても拾えるし良いですね。
地面がコンクリなら金属音が楽しめそう!!

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