レビューした装備

総合評価

3点(普通)

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実銃は、ベトナム戦争初期の1964年に開発され、アメリカ軍特殊部隊も使用したサブマシンガンです。高い連射速度、小型軽量、単純な構造と、一見理想的な特長をもった銃ですが、それらがすべて裏目に出てしまったという、不遇なサブマシンガンでもあります。

シンプルで無骨な外観は、他に無くユニークで魅力的です。これまで、数々のイングラムのトイガンがラインナップされてきましたが、電動ガンとなって最も高い射撃性能を得たのが、マルイMAC10です。

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外観の仕上がり

3点(普通)

MAC10のボディはプラスチック製です。昨今の長モノトイガンは金属製のボディが多く、もの足りないと思うかもしれませんが、ゲームで使うにはこの軽さが重宝します。このサイズであれば、メタルである必要性をまったく感じません。表面処理はブラストでややグレーがかって、スチールぽさが表現され、剛性も充分に備わっています。
ゲームでは使っていくごとにどうしてもキズが付いていきますが、AK47と同類で、キズついたほうがMAC10らしい気もします。

初速や集弾性

3点(普通)

ノーマルの初速は71m/s 0.5Jで安定しています。熟成されたホップアップシステムにより、SMGのイメージには似合わないほどきれいに弾が飛びます。30m以上での狙撃も可能なレベルですので、広い範囲で活躍できるポテンシャルを秘めています。
過去に多くモデルアップされてきたどのイングラムよりも射撃性能は高く、ゲームウェポンとして決定版といえるでしょう。

剛性は充分

3点(普通)

ボディ全体がプラスチックですので、限界値は知れていますが、厚めのABS樹脂とモノコック構造により、かなりガッチリしています。無理な力さえ加えなければ、ガタがくることはまず無いでしょう。
インナーバレルもしっかり固定されており、高い射撃安定性をもっています。

最強の取り回し

3点(普通)

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MAC10の強さはまさに機動力にあります。スピーディな移動や展開には機動力は欠かせないですが、片手でコントロールできる銃はそうそうありません。コンパクト電動ガンの真価はそこにあるといえるでしょう。
マガジンがやたら長いですが、装着している分にはジャマに思ったことはありません。ただし、伏せ撃ちは不可能です。

ぜひバッテリーチューニングを

3点(普通)

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ノーマルのニッカド電池ではスタミナも回転数も不足しており、相当なテクニックが無ければ標準電動ガンに太刀打ちするのは難しいかもしれません。MAC10の機動力・攻撃力を最大限に活かすには、バッテリー強化チューニングが最も有効だと思います。それ以外の、パワーアップやバレル交換などのメカチューンは、バランスを崩すためお勧めできません。
今まで、3パターンのバッテリー変更を試したので、記載しておきます。

1. ノーマル 13~15発/秒 900rpm
→1日ゲームをするには3~5本程度スペアのノーマルバッテリーが欲しいところ。

2. 8.4V1600mAhニッケル水素 15発/秒
→カールコードを後方に引き出して、スリングにバッテリーをつける方法を試しましたが、コードの電気抵抗が意外に大きく、回転数は向上せず。また、やはりコードは邪魔になる。

3. 7.4V800mAh10C リポ内蔵バージョン 15~17発/秒 1020rpm
→リアルな外観重視向け。800mAhサイズの場合は、内部の加工が必要。ゲームでは、昼に継ぎ足し充電して使っていました。

4. 7.4V1750mAh30C リポ外付けバージョン 18発/秒 1080rpm
→実用重視向け。ライラクスのMP7用外部バッテリーアダプターを使用すれば、カンタンな加工で外付けが可能。スタミナは無尽蔵に思えるほど、1日中パワフルに回ってくれる。

※内部を加工する場合には、インナーバレルの固定のため、バッテリーホルダー(下)を残しておく必要があります。これを外してしまうと固定が甘くなり、給弾や発射に不良が起こることがありますので注意しましょう。

ゲーム実戦での使用感

3点(普通)

上記のように外部バッテリー化した場合、1080rpm×480発のファイヤーパワーを、常時片手で扱えるというのが一つの強みです。スタミナもあり、バッテリーの心配をする必要がなくなるのは大きなアドバンテージになるでしょう。セミやバーストで火力を抑えて戦う場合でも、素晴らしいレスポンスのおかげで楽しく射撃できます。
オープンサイトは決して見やすくはないですが、狙ったところにきれいに飛んでいくので、意外に使えます。フロントサイトが景色に同化して見にくい場合は、明るめのテープを細切りにして貼っておくと良いでしょう。

...ということで、アクティブにゲームを楽しむにはMAC10は最高の一挺です!

ゲームでの使用感

3点(普通)

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コメント 7

GUN道場 MAXI

GUN道場 MAXI

>K.BOUさん
実は私が、隠れパープルハート受賞者でした。目立っていたぶん当たってます(笑) また、1ヒット・スイッチでハンドガンに切り替える時に、こんな軽量なMAC10でも、置いていった軟弱モノです

>yo-heiさん
結局のところ、外付けが一番楽で、かつ安心ですね。PEQ16が物々しいですが、新しげでカッコよくも見えてきます。あとはドットサイトでも載せれば、最新のSMGぽく見えますね!

サイ@PSY/

サイ@PSY/

ゲーム慣れしてる人なら、相手の発射音とかで銃の種類がわかりますよね。 
コンパクトサブマシンガンや次世代なら特に。 

が、MAXIさんのMAC10は明らかにそれではありませんでしたw

外部化の楽さでMP7… 
ですが、一度所有してたし、マガジンの問題も… 
ET1の7.4v800なら本体に入りますかね? 
K.BOUさんおすすめのトリガートークに頼ってみようかな〜

GUN道場 MAXI

GUN道場 MAXI

ノーマルバッテリーの長さが95mmに対して、ET1の7.4v800は102mmと長く、MAC10には厳しげです。MP7にはmomopapaさんがTTでコネクター一体加工してもらったバッテリーを使っていましたが、確かエンルートの600だったかと思います。
容量は少ないですが、ノーマル完全互換なのでそれも選択肢ですね。

白蓮

白蓮

これ・・・・ぜひ欲しい!
委託したいぐらいいい感じですね!
こんな技術があればな・・・・欲しい武器を好きなようにいじれるようになりたい!
バッテリー問題は、結構気になるものなので、こういう比較系はとても参考になります!

GUN道場 MAXI

GUN道場 MAXI

投稿してから随分たちますが、今も時々活躍します。
バッテリーはET1-800mAh25Cの加工品が純正互換で入るので、PEQは不要になりました。
多弾マガジンは高回転に給弾が追いつかないので、ノーマルマガジン4~5本を装備といったところです。

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