NERF　排莢式ショットガンをBB弾化 2

2023年5月14日

前回の反省を踏まえて、新たに色々調べ直したので再チャレンジ。

※改造は自己責任でお願いします。　
　個体差などもあり、同様の改造で同様の結果になるとは限りませんのでご注意を。

っと、その前にマガジンチューブスプリングの調整を。
この間から残弾0の時にフォアエンドを2回コッキングするとローディングゲートからマガジンフォロワーが「ブシャー！」してきてストレスMAXなのでその対処を。

原因は単純、マガジンチューブスプリングの張力が強すぎる為。
なのでスプリングをカットしてやれば問題は解決しました。（解決するまで3日以上試行錯誤した）

ついでに、マガジンチューブをフレームへねじ込む時にあんまり強くねじ込むとショットシェルがフォアエンドを操作してもローディングゲートに送り込まれない不具合が出るのでご注意を。
「ちょっと緩くね？」ってくらいにしておけばショットシェルがスムーズに排莢＆装填されます。

では本題へ。

まずはショットシェル側の問題を。
前の方法では初速にバラツキが出てイマイチだし、何より量産が大変なので変更することに。

スポンジダーツ弾を準備。
これは社外品の一番長い奴。
密林で100発入り￥799で入手。

スポンジダーツ弾の先端を外します。
ショットシェルに入れてインナーバレルの位置に合わせてカット。
先端部分にBB弾を入れると、ピッタリ保持してパッキン代わりとなってくれます。
勿論、このまま射撃すればスポンジごと飛んでいく（笑）のでバレル内部にインナーバレルを入れるか、もしくはスポンジを両面テープ等で固定する必要があります。

この方法は最初に試したんですが、所有のスポンジダーツが短かったので大した初速が出なかったので対策として試しました。

この状態で前回作ったインナーバレルを通して射撃してみると、初速は安定しますが0.2g弾で30～40m/s。
10歳以上用並みとなってしまいました。
更に改良。

次は密林の姉妹機種であるM1014のレビューで「ピストンの気密がスカスカなのでピストンヘッドへP-16 Oリングを取り付ける」と言う書き込みを見つけたので参考に。

丁度雨も止んでいたので買い物＆昼食ついでにホームセンターでP-16　Oリングを調達。
密林レビューと同じものか不明ですが、JIS規格ってあるので多分大丈夫でしょう。
￥143

分解してピストン一式を抜きます。
電動ガンのメカボに比べたら簡単簡単。（ネジが結構あるので電動ドライバーあると便利）
トリガー周りの構造はYou Tubeとかで見れるのでそちらをどうぞ。

ふむ、シリンダーとピストンが一緒に後退してピストンだけシアに引っかかって後退位置で保持され、シリンダーだけ前進する仕組みですか。
カート式だと大体このタイプの構造ですね。
なるほど、シリンダーヘッドの穴を指で押さえてピストンを押したら確かにスカスカですわ。

このシリンダーヘッドはSPAS-12と違ってフラットタイプの為、社外品ショットシェルもスムーズに装填＆排莢できるので汎用性がありお勧めです。

先に純正Oリングのサイズを。
…あれ、お昼に買ってきたOリングよりも純正の方が外径広いぞ？　

ピストンの内径20mm。
あれ、これ大丈夫か？

Oリング交換しました。
気になる気密は…シリンダーヘッドの穴を押さえてピストンを押したら強烈な抵抗が。
バッチリですね。

組み上げて初速を測ってみます。
結果は…素晴らしいですね。
一部変な初速が出ましたが、後で改めて測ると撃ち方が悪かったみたいで概ね70～50後半m/sの初速が出ました。
初期の30m/sと比べたら進歩しました。

カート式なのでHOPのかかり具合にバラつきが出ることもありますが、30mは飛びます。
2発カートに装填して発射することも可能で、飛距離は落ちますが20mは飛びます。
3発以上の装填も可能ですが、装填数に応じて飛距離と初速も落ちてくるのでギリギリ実用可能なのは3発までかと。

ネタになるかなと思って軽い気持ちで作ってみたんですが、中々奥が深かったです。
ちなみに本体はOリング交換しただけの無加工（調整はしたけど）なのでインナーバレルとショットシェルのスポンジを抜けば元のスポンジダーツ弾仕様に戻ります。
費用も社外品ショットシェルを除けば￥1000かかったかどうかってくらいですね。

簡単なのでNERF系　排莢式ショットガンをお持ちの方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

～追記～

目測で射程は0.2g弾で30m超えるくらいですね。
ただ、弾道に癖があるので狙うのは運とか色々必要。

続く。

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