レビューした装備

総合評価

4点(良い)

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WEより発売されたT.A-2015、すなわちガスブロP90。トイテックのP90以来、電動でしか存在しなかったP90系トイガン界に革命をもたらした存在といえます。早速購入してみたので、簡単にレビューしてみたいと思います。なお、試射に使用した弾は、マルイのバイオ弾、0.2gです。

見た目や質感について

3点(普通)

モナカ構造の本体のつなぎ目が堂々と見えており、場所によっては僅かに隙間ができています。表面はサラっとしたマットな手触り。ハイダーは金属製ですが、アッパーは樹脂製でした。これはどこかで金属製と聞いた気がしたんですが・・・。刻印などは一切なく、メイドインタイワンのシールがガッツリと貼り付けてあります。これを剥がし、刻印を刻んでやればそれっぽくなるかも知れません。細かいところは雑ですが、それでもP90らしい雰囲気はしっかり出ていると思います。
ハイダーはいつもの逆ネジ仕様。サプレッサー等も取り付けることが出来ます。

初速や集弾性について

3点(普通)

集弾性については、20Mで5センチ四方のターゲットの中に全弾収めることが出来ました。ただ、ホップの調整がシビアで、適正HOPを出すのに手間取りました。弾道も、マルイのようなスーっと飛んでいく感じではなく、撃った後少し直進してから浮き上がり、徐々に落ちていく様な感じです。海外のガスガンなのでチャンバーパッキン周辺は要調整かも知れません。初速は未計測ですが、マルイの電動(85程度)と撃ち比べてみると、少し低めなくらいで、それほど差はありませんでした。(自作の簡易初速測定器で測定)

剛性について

5点(とても良い)

樹脂製ですが、カッチリしています。WEのガスブロは内部構造に脆い部分が多いと聞く(ハンマーやボルト周辺等)ので、そのへんがこの先どうなるかに注目です。

動作性等について

5点(とても良い)

ジャムもタマポロも一切ありません。
マガジンにメインタンク、本体にサブタンクを内蔵するという特殊な構造のため警戒していましたが、ガス漏れも一切見られませんでした。
気温17,6℃、特に温めず、50発をフル装填してセミオートで連射してみると、しっかり撃ち切り、ガツンッとホールドオープンしてくれました。(リコイルスプリングは国内仕様に変更済み。)海外モノでも国内モノでも、ガスブロは購入したらいつも、ひとまず内部のすり合わせをするのですが、今回は全くしていません。にも関わらずこの動作性。WEさん、よく頑張ってくれました。五年間もの開発期間は伊達じゃなかった。

リコイルについて

4点(良い)

空洞の多い樹脂製のフレームの中で金属のボルトが勢いよくブローバックするためか、作動音がバゴゴゴゴゴンッ!!!とかなり激しく、肩にもそんな感じでかなり強い衝撃が来ます。樹脂製のフレームが壊れてしまわないか少し不安なくらいです。バッファか何かを入れる必要があるのかも知れません。

カスタムについて

3点(普通)

他社からスチールハンマーや日本仕様のスプリング等が出てくれれば、更に動作性は改善すると思います(海外の銃なので、ハンマースプリングやバルブスプリングは硬すぎる可能性があり)。TR仕様なのでダットサイトもライトも思いのまま。分解も非常に簡単なのでメンテもしやすく、内部カスタムもしやすいのではないでしょうか。

総評

4点(良い)

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箱出しても良好な動作性、分解の簡単な構造、そこそこの実射性能。永遠のライバルであるMP7(VFC)はかなり手のかかる子だったので、見習いなさいと言いたいところです。少々値段は張りますが、50発というガスブロとしては破格の装弾数も含め、かなり強力な戦力になってくれそうです。カラ撃ちモードもしっかり搭載しており、大満足のデキでした。

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