マルイ製M1911A1(ハイグレードコッキング)

サイドアームというのは普段使うものではない。メインに何かあって使用が困難な時、それでも戦闘を継続する為に必要となるものだ。

この前提から良いサイドアームの条件を考えると

・携行性が良い
・メンテナンスに気を使う必要がない
・それなりの戦闘力を有する

という、相反する項目を満たす必要がある事がわかる。

長年のゲーム活動の中で、何度かサイドアームの変更をしているがここ最近イチオシで使っている銃、それが今回紹介の東京マルイ製コッキングM1911A1(ハイグレード版)だ。
パーカライジング色の外観は好き嫌いもあるかも知れないが、可動部は全て動作するし分解(フィールドストリッピング)もかなり実銃に近く、メカ好きも失望する事は無い。
マガジンもハイグレードは割り箸マガジンではなくフルサイズに近い大きさで、弾の保持も出来ているから予備マガジンの携行や途中で外したりという事にも問題はない。

サイドアームとしては常にモーゼルと共にガンケースに入れて戦場に持ち込んでいるのだが、「コッキング限定戦」等の条件以外で使った機会はここ最近だと極めて少ない。それはメインアームの不調といった事態が皆無だからなのだが、逆に言えばサイドアームを必要とする時は予測が出来ない。従って「いざ!」という時にガスが入ってないとかホップ調整がずれてたとかオイル切れで動作がしぶいとかいう事があっては困るし、滅多に使わないのに毎回ガスを入れたり抜いたりして用意するのも正直面倒だ。
この点、コッキングなのでガスの事は考慮不要だから弾の有無だけ注意していれば良い。
弾だけはゲーム前に入れてゲーム終了時に抜いているが、1マガジンで22発はコッキング、しかも非常時の使用としては充分だ。

ホップも固定なので弾の重量に応じた弾道だけ頭に入れておけば良く、しかも結構良い所にいくので仮に初弾でズレても次弾以降は修正射で用が足りる。
ただし買いたての頃はキツめなので、0.25gか条件が許せば0.3gあたりが適正なようだ。
私が携行しているのは数多のコッキング戦を経て、0.2gでも十分なくらい落ち着いているのでこのレベルに達するとゲーム前に2-3発試射しておくだけで不安なく戦闘に投入可能だ。

パワーは70m/s台なので電動コンパクト程度はある。ちょっとフルサイズ電動より弱めという事を意識していれば過度に期待する事もない。寧ろコンパクト電動で戦えるフィールドなら、問題ないと考えて差し支えないだろう。
単発とはいえ、スライドを引くだけなのでボルトアクションのボルトを操作する事と比較すれば極めて短時間かつ小さなアクションで次弾発射が可能だ。APS-2と撃ちあった事が何度かあるが、相手の動きを封じる事が出来た。

また、私の場合は買ったらすぐマガジン内にあるウエイト(錘)を抜いてしまう。こうする事で重量が軽減されるので携帯時の負担が軽くなるだけでなく、もし落とした場合も破損しにくくなるからだ。重い銃はちょっと落としただけでパーツが折れたり大きな傷になったりしてしまうので、本体重量を軽くしておく事はリアルさからは遠くなってしまうがゲームのアイテムとしては有効なのだ。

これにより、正にフェザーライト(毫毛)の如く普段は意識する事なく身辺にあって、一度有事となれば心強いバックアップをしてくれる、真の「サイドアーム」として活躍する1丁となるのである。

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コメント 2

これ以上ありません。

mosupapa

mosupapa

マルイのエアコキガバは私も愛用しています。
といっても使う機会はエアコキ戦くらいしか今のところ無いのですけども^^;

かつて弾数制限200発のゲームで、最後の20発をサイドアームとして参加したのですが、その最後の20発のおかげでフラッグゲット出来たのが最大の思い出です。

紅中兵

紅中兵

mosupapaさんどうも。
確かに、通常のゲームで使う機会って、意図的に設けないと中々ないもんですよね。
でもコメント頂いた様に、弾数制限戦だと活躍の出番がありそうな。
しかし困った事に中々売ってないんですよ、予備マガジンが。(そんなに使うのか?と言われそう)

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