先日の出撃先は中々に自然を満喫できた。
喩えて言うなら、河川敷に板ッパ立てただけの有料フィールドが箱庭に感じるくらい、人里離れた大自然の中でのゲーム。TVゲームのFPSみたいなごちゃごちゃ感は皆無の登山やキャンプにかなり近い、「アウトドア遊び」としてのサバゲだ。
広い代わりに人工建造物はほとんど無い(ごく一部に、倒木を寄せ集めた「自称トーチカ」あり)ので、自然地形や地物の有効利用を常に意識しなければならない。
それは例えば守備だったら、敵を足場の悪いところに意図的に誘い込んで叩くとか、攻撃側だったら定石である遮蔽物の多い地形だけでなく、敵フラッグにアクセスが容易となる機動力を活かせる地形を選ぶとかちょっとした起伏を利用して銃撃をかわしながら接近するとか・・・

そういった敵の虚を突く様な戦闘を我々が仕掛けることが多かったので比較的近距離戦闘が多発した一方、モーゼルにストックを付けて(実戦でやったのは久しぶり)発砲、数秒の後に布に当たる着弾音そして続く「ヒット」の声。といった長距離戦闘も堪能できた。

我輩得意の突撃戦も敵の虚を突き成功、本当に一瞬の隙を逃さず仕掛けたので敵スナイパーは電動長物にスイッチする暇もなく、スコープに駆け抜ける我々の陰を見送りフラッグを取られるという失態を犯す事に。

フィールドのレギュレーションとしてカラーバイオ限定の為、弾道が見え難いということもあったが、これも含め日頃の整備がものをいう、と思った次第。敵の動きとかから着弾のズレに当たりを付け、ストック付きモーゼルのタンジェントサイトを調整して一発ヒットを取った事も。山なり弾道の筈だが撃たれた敵も驚く結構な遠距離で仕留められたので、「モーゼルは遠距離兵器」の認識を敵チームに与える事に貢献した。

そうそう、自然と言えばフィールド脇には小さいが川も流れており、ゲームの合間にちょっと水量が多いところで裸足で浸かってたのも、足湯ならぬ足冷水で気持ち良かった。
ベースが森林地帯であまり直射日光に晒される事が無かったので、それだけでもだいぶ「猛暑」から遠ざかったところにしばし滞在できた訳だが、そして更に、この時期に嬉しいのが、途中夕立があった事もあるがとても涼しかった事!
帰り際に熱中症計で測ったところなんと26℃!
ちょっとした冷房の聞いた部屋くらい涼しいと感じたが、さもありなん。

夏のサバゲが苦行だなんて誰が言ったのか?

人参解放軍公式HP「人参日報」
http://hw001.wh.qit.ne.jp/broomhandle

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