我が輩はモーゼルが好きだ。

これは理屈じゃない。感性だ。

他の銃で勝ってもたいして嬉しくはないが、モーゼルを手に敗れたならそれも本望。
故に自然とモーゼル率が高くなる。

何に惹かれるんだろうと考えた。
唯一といってよい独特のグリップ。
角度もオーダーしたかの様に自然と正面が狙えるベストになっている。

トリガー前のマガジンも、グリップ代わりに握った状態から持ち帰る事なく素早い交換に移行出来る。

SMGと同じ様にツーハンド保持が出来るのに、片手の取り回しにも何の不自由もない。

ちょっと遠いと思ったら、ホルスターを外してストックに。これで性格はガスセミオートカービンに一変、針の穴を通すようなヘッドショットも夢じゃない。

そう、精密射撃に一役買っているのが距離により調整容易なタンジェントサイトだ。

ヒューマンインターフェースとしてのグリップとサイトがその銃から受ける印象を大きく形成するというのは以前にも言及しているが、丁寧に作り込まれたサイトはその分丁寧に照準しなければという気持ちにさせてくれる。
だから無駄撃ちせず命中精度も高くなるというもんだ。

さて、このタンジェントサイト、知らない人の為に簡単に説明するとスライダーを前後させる事で銃の傾きを変え飛距離を延ばす事を実現するものだ。

モーゼルだと「1000mなんてハッタリ」とは言われるが、私のエアガンの場合その1000m目盛を使って電動の射程外から撃破した事が何度かあるだけに、実用的な機能と思っている。

何より、小さいパーツが組み合わさってしかも可動する感じが工芸品っぽくて良いよね。

そんなタンジェントサイトを備えた火器は、今入手出来て更にエアーガン縛りでって見ていくと、モーゼルミリタリーは言うに及ばずルガーの8インチモデル、ブローニングハイパワーミリタリーってところか。
ようやく6mmブローバックの出た南部も、十四年式じゃなくてパパ南部だったらこの仲間入りが出来たんだけどね。

そして長物、かつてのライフルは大抵そうだったんだけど、これも今買えるのって事にするとモーゼルKar98k、モシンナガンといった往年のライフルの他に現用で唯一頑張るAKシリーズか。
そして、最近電動が出たベレッタ1938A。SMGなのにタンジェントサイトなのだ。
こんなのフルスクラッチのガンスミスしないと絶対無理だろうと思っていたら、あっさり中華電動で出ちゃったよ。

「木と鉄こそ銃」な我が輩の感性を刺激しまくる銃の1つなのだが、ぼてっとしたPPSHやランバ・ラルっぽいMP41とはまた印象が異なり、より当時のライフルっぽいスマートな外観はさすがデザインのイタリアな面目躍如である。

マガジンレイアウトも通常っぽいトリガー直前の銃下部で、バレルジャケットや木製銃床も細身で日本軍装備にも似合いそうだなーと思っていたら、実際に50丁ほど輸入されていたそうな。

満州に渡ったのではないか、という説もあり、だとすると満軍装備でベレッタ短機関銃なんてラノベチックな装備もアリとなってしまうから夢が膨らむね。

毎度おなじみ国府軍をはじめとする「大陸系の軍装」だと、「当時出回っていた銃器はとりあえず何でもOK」なところが楽しい。

興味のある御仁は、志さえあればOK!
装備品類の調達は人参軍が全面協力します(特に被服)ので、是非「君も、我が同志となれ」(笑)。

人参解放軍公式HP「人参日報」
http://hw001.wh.qit.ne.jp/broomhandle/

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