去る12月から少女漫画雑誌でサバゲを取り扱った漫画が新連載との事で、話題になっている。
確かに今、得に世間でネタになる様な事もなかっただけに作者の趣味なのかなーと思わなくもないが、なかなか細かいところがツボを突いているあたり、M4をRPGみたいに構えたりアイアンサイトなのに覗いたらスコープだったりするのがまかり通る少女マンガにあって只者ではないと思わせられてちょっと期待。

だってねえ。スナイパーつったらデューク東郷が一般的にはデフォルトだがここでは「シモ・ヘイヘ」だよ。フィンランドコスだよ(ちなみに実際やろうとすると垢抜けないドイツ軍というか、山岳歩兵っぽい感じになる)。
いいねー。サバゲで冬戦争。ビレッジ1の塹壕線を利用してマンネルヘイムラインを再現しての攻防なんて堪らないシチュエーションではある。

「時に体力 時に判断力 心技体を駆使する本格ゲーム」という件も、心得ていると思う。そう、弾数だけたんまりもってバカみたいに撃ってりゃ良いというものではないんだよ。私も時々サイトやブログで書いているが、「出るか?下がるか?」「攻めるか?見送るか?」「セミか?フルか?」等、周辺環境と彼我の状況と、そういったものを瞬時に判断して行動しなければならない。俗に「戦場の霧」といわれる不確実な中で、一歩踏み出すごとに刻々と変わる状況に対応しつつ戦果を挙げて生き残る。

2次元ゲームの世界は所詮プログラマーの想定した世界という枠を出る事は出来ない(例えば、頭上からのどんぐりアタックに敵が誤ヒットしていなくなる、とか突如飛び出した山鳥にビックリして撃ち込んでしまい位置がバレる伏兵とか、そういうのは決して出てこない)が、現実世界では起こり得る状況は無限と言っても良い。しかもAIなんかより遥かに複雑な思考をする敵を相手にするのだ。
ベテランでも昨夜の夫婦喧嘩のせいでボーっとしていて手も無くやられるかも知れない。
初心者だが前日見た映画でタクティカルな動きを学び、突然良い動きをするかも知れない。
或いは双方条件は同じだったが風が1方に味方し勝敗の分かれ目になるかも知れない。
だから実際に生身の人間同士、ガチで当たって遊べるってのは面白いのだ。

故に自分のコンディションを(身体的にも、エアーガンの動作もだが)ベストに維持し、その上でゲームに臨む。孫子曰くの「勝ちは知るべくして、為すべからず」という奴だ。

さて、「さばげぶっ!」に戻ると、まあグロッグと言いながらハイキャパの画だったりしてるが、きっとハイキャパに「グロッグ」という名前を付けていたんだろう、昔飼ってた犬の名前とかそういうので。
そのハイキャパでブルズアイど真ん中射抜いて度肝を抜くらしいが、射撃にはセンスってあるからね。銃の扱いは知っているかどうかだが、射撃自体は元々勘の良い人ってのはいると私は思う。練習で上手くなっていくというのはこれも経験のうちだが、トリガーさえ引けば弾は出る訳だからこの行為自体には誰でもすぐ出来る筈だ。
そういう人が銃を手にしたら、しょっぱなから活躍しても不思議は無い。これも私は人参解放軍を創設して以来、何度か経験している事だ。

だから、未経験だけどもしかしたらそんな特性を秘めている人がいるかも知れない。己が可能性を開花させてみたければ、来たれ我が人参解放軍へ!

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コメント 3

これ以上ありません。

ともP

ともP

私も気になっていました、「さばげぶっ!」
まさかの少女漫画ですからね・・・。^^;
どんな風に展開されるのでしょう。

私は初陣でキルがヒットを上回ったり、いきなりフラッグアタックが成功してしまったりと、なかなかのスタートを切ったかなと思っています。
まぁ、運がよかったというのがほとんどなのでしょうけども。

初心者だからと言って尻込みする必要はないんですよね。
どんどんゲーマーが増えると嬉しいですね!

K.BOU

K.BOU

題名は忘れましたが、似たような内容で女子高生がサバゲで他校と戦う小説(600人対6か8名といった内容)も出てましたよ(帰省の際、新幹線中で読む本を物色していて見つけました)
最近ブームになってるんですかね。

紅中兵

紅中兵

ともさん、いらっしゃい。
そうですか。それはなかなか。
私の駆け出し時代は散々でしたので、初心者や新人さんが来るとなるべく手取り足取り、少しでも「ヤラれた!」より「やっつけた!」を経験してもらえる様に指導しています。

K.BOUさん、どうもです。
その小説も面白そうですね。
100対1の戦力差をどう埋めるのか。普通に考えると三国無双状態ですが、可能にする小説的カラクリから何か実戦へのヒントがつかめたら・・・なんて考えてしまいます。

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