聞かれて回答に困る質問の1つが、「好きな音楽ジャンル」だ。
良いと思ったらクラシックでもAKBでも聞く。
その逆に、「○○なら何を出しても喜ぶ」ってのは無い。
敢えて言うならノンジャンルとしか答えようがないし、今何聞いてる?って言われるとその時々でかなりブレ幅が大きいのでその刹那で判断されても誤った方向性で捉えられるだけに終わる。

ま、普段はあまり日本で知られてない系が多かったりするんだが、ここ最近ふとしたきっかけで「和楽器バンド」を見つけて、今結構ハマっている。

何が気に入ったかというと、融合感が良い。ドラムと和太鼓とか、三味線とエレキギターとか、競合しちゃいそうなのが共存してる纏め感を素直に感心している。
尺八もまるでサックスみたいだぞ。和楽器の可能性を見せつけられた気がして、気に入ってしまった。
伝統芸能でも一芸を極めれば時代に追従出来る、いや超越というべきだろうか、そんな可能性を示してくれたと思う。

我が軍の得意技である「2次戦装備で現代戦を征する」なんてレベルじゃない。
時代的に言ったら逆「戦国自衛隊」な訳だからね。

で、しばし聞きほれていて思ったのだが、和楽器のアコースティックな感じというのだろうか、「自然物による音」な感覚が何とも心地よい。
ただしそこで伝統楽曲になっちゃうと馴染みがないから別世界な雰囲気が強くなって、ノれないのだが、今風のメロディーなところが感覚的に違和感なく受け入れられてかつ楽器個々の特色を楽しむ余裕になっているんじゃないかと思う。

この手の試みは過去にも何例もあり、幾つかは聞いていたがどうも今一つキワモノ感から脱し切れてなかったところがあった。
和楽器だけじゃなくて韓国のサムルノリ&ロック(楽士は白人)ってのも知ってるんだけどね。
現地でサムルノリ生演奏聴いた時の魂に響く感じが、エレキやらブルースやらを混ぜた事で悪い方向に薄まった感じの仕上がりで、非常に残念だった。

そんなこんなで、異質な物を調和させて1つの纏まりにするってのは難しい。
けど、だからそれが実現出来た時、そこに感動があるのだろう。l
我がチームも斯くありたいのだが。

人参解放軍公式HP「人参日報」
http://hw001.wh.qit.ne.jp/broomhandle/

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