昨日、駅に向かう途中の有料駐車場で。
たぶん駅まで親に車で連れてこられたんだろう、野球の制服を着た小学生くらいの男の子が母親に抱きついて「いぎだくないよおぉ・・・」と大泣きしていた。

で、駐車場を抜けてその先に行くと案の定、同じ制服の子供達が集まっているのを発見。

駅前で集まってるところからすると、練習ではなくどっかへ試合にでも行くんだろう。
何がそんなに抵抗なのかは知らないが、制服の頭数だけでも優に10人以上はいるので、メンバー割れするからどうしても、という事もないだろう。

だったら、所詮は毛唐の球遊び、趣味の類の活動なんだからそんなにイヤなら行かなくても良いんじゃないのかと思った。

当の本人が全身全霊で抵抗しているのを、何の理由があってさせる必要があるのか。
嫌がってるのをさせる方が、周囲にも迷惑だろうに。

その後、別件で同志金子と話していた際に出た話題でもあるのだが、親がしたいからとか親が好きだからで子供にそれを強いるのってどうよ、て事もある。

自分の意志とか自分で考えることがなく、やれと言われたからってやる事の教育的効果が果たしてあるのか?

これは、先日のBEAM戦での事。

攻防戦(1方向のみ攻撃)の我々は攻めの側の時。
機動遊撃を行う敵に対し、的確な反撃が出来ない我が方に対し私は「左に2名回った!フォローに入れ!」「正面の敵は殲滅!もたもたせず前進!」と友軍を叱咤して部隊全体を押し上げていった。

かくして最終ステージのコンテナ地帯まで突入、敵フラッグまであとわずか。
見たところ友軍は全て私より後方という状況だったので、周りにも「フラッグ近し!取ってしまえ!」と声をかけつつ、自分も取れるなら取ってしまおうと出たところ、ダッシュする子供と大人の各1名を発見。

ならばと私はフラッグとコンテナ帯の間に出、フラッグを背にして周辺の敵制圧に着く。
敵が出てくれば叩く。最悪でも私が盾になって旗は取らせる。

幸い、敵の反撃はなくその2人がフラッグゲット者となった。
(ちなみに、親子かと思っていたが全然無関係の2人だった様だ)

大人はとにかく、子供がフラッグゲットできた。
最後に反撃こそなかったものの、子供が戦果をあげる事に貢献出来たことが嬉しく、セーフティに帰ると既に全滅していた我が隊員に「子供に旗をとらせてあげる事ができたよ」と上気しながら語るも、半信半疑な様子。

自分が取ったなら結果ははっきりするが、協力する・補助をするって言うのはどこまでがそうなのかわかり辛いから、「自分がそう思ってるだけじゃないの?」とでも思われ、そんな反応だったのだろう。

しかしその数ゲーム後。
同志金子が件の子供に「さっき旗とらせてくれましたよね」と、話しかけられたそうだ。
(装備が似ていたのでお子さんは私と勘違いした模様)

戻ってきて「いやーさっき話に聞いていた通りに言われました。本当だったんですねー」と感心する事しきり。

しかし、私にとって嬉しかったのはその子供が「協力があって出来た」ときちんと認識していた事。
そして、礼を言おうとしてくれた事だ。

取った取ったと浮かれるのではなく、ちゃんと周囲を見る事が出来ていたって事だからね。
こういうのを、強制されるのではなく自分で考えて行動出来る。
すばらしいことだと思う。

何故か我がチームは、子供に話しかけられる事が多いと言う。
「他チームには無いことですよ」とは、同志金子の談。

我々が常日頃心がけている、弱者への配慮が伝わるが故なのであろうか。

そして、上記の様に弁えのある人物なら小さい子供であっても関係ない。
趣味を同じくする者として、分け隔て無く歓迎する次第だ。

そしてまた、彼らが大きくなった時に後続に同じ事をしてあげてくれるなら、それこそが我が本懐である。

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