メインアーム: モーゼルM712 SDバレル 6mm
負け犬にアンコールは不要だ
久々にアキバを回ってみた。
どこにいってもハンドガードの模様替えしただけのM4崩ればかり、しかも最近聞いた話だと自衛隊の次期正式小銃までM4モドキと来たもんだ。
正直、全然トキメカナイ。
幼少の頃、近くの玩具屋のちょっと高めの棚に展示されていた「空気銃」(エアーガンをこう呼んでいた)の、それは実銃の再現なんかとはかけ離れたデザインだったけど、どれもこれも個性的でキラキラして見えた。
「いつか買うぞ」、そういう気持ちで眺めていたあの憧れ感を全く抱けないのは、やはり猫も杓子もM4まがいモンばかりだからだろうなあ。
バレットとかバルカンも、中華電動でかなり安く売ってるんだね。
このくらいなら頑張れば通常の電動じゃなくてこっちを買うこともできるなあ、とこれから始めるゲーマーがうらやましくはなるが、とはいえそんなに興奮するほどのものでもない。
そういえばエアーガンもってないけどゲーマー自称した女子が叩かれてtwitterアカウント削除という痛ましい事件があったなあ。
叩くバカの気が知れない。
どうせ、「持ってません」と言って誰かにたかろうとしている、と勝手に思い込んだレベルなんだろうけど、よくまあそこまで妄想1つで騒げるもんだ。
ウチのチームなんか入隊志願の連絡が来て「持ってません」と言ってたら「まず借り物で遊んでみて。あわてて買わないで!」と必ず言ってるくらいなのに。
知識も経験もないのに何万円もするのをいきなり買っちゃって、それで満足できれば良いけどその後に戦場で「あっちがよかった。知らなかった」なんてなるのはかわいそうなので。
自分もそういう経験、過去に何度もあるのでねえ。
だいたい、これから何買おうって考えてる時って幸せな時間じゃないか。
実際に手に入れるとやれ予備マガジンだのバッテリーだの、弾はどこ社の何グラムがいいだの、と現実がたくさん追いかけてきて、夢も覚めがちになるからな。
そんなこんなで、ショップにぶら下がってるのは一通りみるものの、最近はなかなか「手にしてみたい」と思うのがない。
たまに三八式なんか展示してると(他に見るものないのもあるが)ちょっと足を止めてしまうけど、まだキラキラまでいかない。
お買い物でテンション上がることはないのか。
そんなことを考えながらショップ回ってたら、エチゴヤにG&Gだかの0.12gバイオ弾が。
おおー!久しぶりに見つけたよ!
先日の上海戦では手持ち0.12バイオがさほどなかったことから無理やり0.2g弾使ってたので・・・
たいしたものではないのだが、いや、ショップにあるもの自体がたいしたものがない所為か、その日一番にテンションが上がった瞬間であった。
銀ダン使うのかって?
使う々々、インドア戦ではかなりの確率でメインと化すよ。
理由はもっぱら、「当たっても(当てても)痛くないから」。
弾さえ出れば、どんな銃が相手でも戦える。たとえ次世代でも(トリガートークで実証済)。
むしろ相手との技量差があったらこれでも十分なくらい。
さすがに野外戦では大変だけど。せいぜいスパイ戦で味方を撃つくらいかな。
とはいえ、1丁もってるといろいろと使うのは確かだ。
かつてバルハラでモーゼル弾切れし後半銀ダンでフラッグ守りきったこともあるし。
お互い死闘、ってのがサバゲの醍醐味だと思う。
この辺、「僕は銃が撃てればいいんです。勝敗は気にしてません」なんて斜に構える奴は決して知ることができないだろうね。
だから我輩は、自分より強い敵に会いに行きたい。
「コイツぁ真面目にやらないと勝てないぞ!」って相手に当たると嬉しくなっちゃうね。
それで、打ち勝ったらそりゃあ楽しいぞ!
ゲーム出撃予定のない週末に、溜まってた「ヴィンランド・サガ」を見たけど、9話「ロンドン橋の死闘」、あれだよあれ。
守将トルケルの首を取りににトルフィンが橋上に行く。
それまで大杭でバイキング船沈めて攻撃を跳ね除けてたトルケルは「お前ら手ぇ出すな。ああいう愉快な大バカ者はオレが独り占めだ」といって一騎打ちに持ち込む。
大男がしかも鎧を着ているから、正確に露出部を切りにいくしかない。
手首に傷を負わせ、次に首を狙ったが短剣ごと腕を握りこまれてそこらじゅうに叩きつけられる。
そこで退けの太鼓が。
ぐったりしたのを見て油断したところでトルケルの指を2本飛ばし、どうにか手から離れると川に飛び込んで退るトルフィン。
そのボロボロの状態でも闘志を失わない姿に、「小兵ながら戦士」とその実力を大いに認めるトルケル。
泳いで遠ざかっていくトルフィンの後姿に向かい、トルケルは叫ぶ。
「楽しかったなー。またやろうなー。」
指2本飛ばした相手にこれが言える余裕もさることながら、これだよね。
この気持ちになれるのが自分にとっての「良い戦い」ができたサバゲだし、極たまにまたそんなことがあるからやめられない。
今年の定期出撃予定は全て完了してしまったが、さて2020年はそんな相手と何回組み合うことができるだろうか。
人参解放軍公式HP「人参日報」
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