twitter界隈で「カスタムは自分のマイナスをゼロにしてくれるモノ」的な書き込みがあったが、明らかに規定の性能が出ていない欠陥商品でもない限り、かけた費用に対する性能向上はホントに微々たるものだ。
「それでも上がるなら良いじゃないか」という人もいると思うので、その功罪を挙げてみると、

得られる物
・ほんの僅かの性能向上
・ノーマルとは違うという根拠のない自信又は思い込み

失う物
・大量の軍資金
・負荷を負うパーツの耐久性
・自己の戦技向上の機会

な訳である。
カスタムパーツって、ほんのちょっとした部品でも2千円だの5千円だのするが、それでどれだけ変わるかといえばほとんどプラシーボ効果みたいなレベルの性能向上がほとんどだ。
中には却って性能低下するものもあったりする。こうなるとカネかけてまで何やってるんだか、ってことになりかねない。

特に、バレル系はこの辺が多い気がする。
特に「精度向上」と「初速向上」はバレルの特性が異なる場合があるので、きちんとどっちを犠牲にしてどっちを上げたいのかという意思がないと逆効果だ。

そこで、たとえば精度向上を図ってバレル交換をしたら初速が下がった。そこで元の初速に戻すためにスプリングを強いものを入れた、そうすると・・・

今度はピストンとかギアに負担がかかる。きちんとセッティングをしていれば良いがそこがグズグズだと今度はピストンクラッシュやギアの歯欠けが発生したり、ってことになる。

だから、全部上げようとすると交換対象パーツも多くなる上に故障しやすくなると言っているのだ。

顕著な例が流速カスタムだよね。
アレは構造的にピストン・ギアに過度の負担をかけてるから故障するまでの発射可能弾数はノーマルの何分の1にまで縮んでいる。
平たく言って、いつ壊れてもおかしくないカスタムだ。

流速に限ったことじゃないが、フィールドでゲームの最中に故障したらどうしようもない。
そのためのサイドアームがあれば良いが、カスタムの上で故障だと大抵はパーツ交換だからその日はもうその銃使えないよ。
良くてメカボックス分解、まあ次のゲーム休む位で直れば良いけどね・・・ってことだ。
サイドアームなり予備銃なりがしっかりしたもので、それで終日ゲームしても良いレベルなら故障したのはセーフティで分解なんて危険なことしないでそっちにスイッチすれば良いが、お気に入りの1丁でカスタムの末に故障なんてなったら目も当てられない。

そもそも、ゲームに参加できないとつまんないよね。

それと、カスタムして70mまで届く性能になりました、さてその70mが必要なフィールド・必要なゲームってどれだけあるんだっけ?
必要のない無駄な性能向上のために金かけて銃の耐久性を落とすんだったら、ノーマルの性能限界まで使ってみて足りない分は自分が技能で稼ぐほうがカッコ良くないか?

弾を遠くに飛ばすより、自分がそれだけ近づける技能を身につける。
そう簡単じゃあない。金を積んだら誰でも突然手に入るもんじゃあない。

だから、そういうのを見せられるゲーマーってカッコ良いと思うのだ。

「すごいですね」「いや、銃は箱出しですよ」なんて会話、シビれないか?

カスタムしちゃうと、たとえ実質的な性能向上がほとんどなくても、自分がすごく努力したゲットでも、「あの銃、カスタムだからな」で片付けられちゃう。
そういうのがカッコいいかねえ。

もちろん、海外製の製品には組み立てや工作精度の関係で本来の性能が出てないのがまだまだ見受けられる。
そういうのを本来のレベルまで戻してやるのはカスタムとは(ここでは)呼んでいないので、そのつもりで。
まあ、そういう海外製品を使う人は逆にわかってて買ってるだろうから、言うまでもないのかも知れないが。

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