コッキングを嗤う者はコッキングに泣く

2020年1月19日

サイドアーム（予備銃）に何を持つか。
結構、お悩みのゲーマーは多い。特に初心者はそうだろう。

体力があるなら電動２丁？
確かにスイッチ（予備に切り替えのこと）しても性能差がほとんどないのは利点だ。
ただ、重いしかさばるしいろんなシーンで邪魔になる。
それに、違う種類の電動で２丁だとその分マガジンとかも２種類用意しないといけない。
「じゃあ、同じ銃なら良いんだろ」ってＧ３を２丁とか、使わないほうのキャリーにも苦労すると思うよ。

選択の基準の１つとしては、「サイドアームに頼る機会がどれだけあるか」だ。
弾切れ・バッテリー切れ・銃故障とかを頻繁にやる人だったらある程度しっかりしたものでないと役に立たないだろう。
（まあ、サイドアームに頼るんじゃなくてその分予備マガジン・予備バッテリーを用意する、という選択肢もあるのだが・・・）

そういううっかりハチベエな人は、しっかりがっちりと火力も弾数もあるのが必要かも知れないが、普通のゲーマーだったらサイドアーム抜くなんてのは１日遊んで１回あるかないかだ。
終日メインウエポンだけで終わっちゃって、せっかくマガジンに入れた弾とガスをただ抜くだけ、ってことも多々ある。
まあ、我がチームメンバー諸氏はテッポーこそ珍品揃いだが、無駄なカスタムはしないから故障に泣くことはほとんどない。
そんな訳で、我がチーム内ではサイドアームはコッキングハンドガン、という人がかなり多い。
（断っておくが、これはマ○イ製に限らないのでね）

これだったら、準備時も弾を入れるだけだし終了時も弾を抜くだけ。
ガスガンみたいな重いマガジンがないので、軽いから常時携帯しても負担にならない。
値段も、ガスガンの３分の１から４分の１、電動の１０分の１とか２０分の１と安い。
安いからって性能も２０分の１かっていうと全然そんなことないのが面白いところ。
ちょっとがんばれば最新の次世代電動だって倒せちゃう。
実際、何度かやったことあるけどね。
４万円５万円の重たいテッポーが、２千円台の単発で食われるのを見るのは痛快だ。
我輩も最近のサイドアームは、「金の銀ダン」か「コルト１９１１又はトカレフのコッキング」な場合がほとんど。

「えーコッキング？子供のオモチャじゃないの？」と思ってるそこの貴方（いや貴女も）。
良い弾入れて、シューティングレンジで撃ってご覧。
３０ｍで人間大はまず外さないよ。
もっとも、使い手がグダグダだったら当たらないけどね。
そういう点で、射手の技量が問われるのは間違いない。
次世代電動使って２０ｍに当てられない奴がコッキング使ったからって３０ｍに当たる訳はないということだ。

ただし、きちんと構える・しっかり狙う・トリガーをコントロールする。
こういった一連の基本動作はコッキングで幾らでも練習できるし、これで当てられるようになってから電動に持ち替えると、電動でも当たるようになる。

オモチャとしての構造的には、実はコッキングハンドガンでもボルトアクションライフルでもほぼ同じだ。
バレル長が－、とかシリンダー容量が－、とか言うけど、そんなのは個々に取り上げてどうこうではなく、全体のバランスで見るものだ。
バレル長が短い分、シリンダー容量も少なくて済む。
命中精度はバレル長よりは気密だったり内径だったりバレル内容積とシリンダー容積のバランスだったりに依存する方が遥かに大きいので、長いから当たるとか短いから当たらないとかいう単純なモンではない。
初速は６０－７０ｍ／ｓ前後だから、電動ハンドガン－コンパクト電動とほぼ同等。
そう考えると、結構使えそうじゃない？

コッキングを嗤う者はコッキングに食われるゾ！

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