先日のビクトリーショーで最大の買い物はコッキングのM1カービンだった。
初速は90m/sをちょっと割り込む程度。後は弾道の確認のみ。
ということで先日のゲームで持ち出して、まずシューティングレンジで弾種を変えたりして適切なのを探る。
0.2gはノンホップなのに浮き上がってしまい、狙うこともできない。
0.25gに変えてみる。まずは調子をみるだけなので、安い弾で。
ホップダイヤルは全く触ってないが、バッチリ適性ホップだ。
45mにあるトルソーみたいな人頭大の発砲スチロールにバンバン当たる。
まだ試し撃ち方でバ○ンの安弾なんだけどな。
これだけ当たるとスコープを乗せたくなるね。まあしないけど。

そんなこんなで、予想外の性能だったので実戦に投入してみることにした。
この日は完全な森林系フィールド、しかも高低差も結構あるところだったので機動性が最大限発揮できるかどうかがキモな地形。
我輩はこういう時は思い切ってそれ1丁にしちゃったりする。
腰のものを全部はずして、40発装填を頼りに予備マガジンもなし。
長物なんだけど、片手で持てる軽さ。
ただしブッシュ内ではやっぱり取り回しに工夫が必要。
とにかく1発撃ったら次はアクションが必要だから、「とりあえず発砲」みたいなことはできない。
これ以外に何も持ってないから、「いざとなったらサイドアーム」に逃げることはできないので、銃の性能を活かすべく己の技を最大限発揮して敵を射程まで引きつけないといけない。見えたら即撃つなんてデタラメなことはできないから、距離とか途中のブッシュとかもちゃんと考慮し発砲のタイミングを探る。

ああ、これだよ、俺がやりたかったのは、と思った。

敵の方に向けてとりあえずトリガー引けば何とかなっちゃうのが電動フルオートだ。
でもそんなエアーガンの性能に乗っかって撃ち勝っても、楽しくない。
充実感がない、といったらわかってもらえるだろうか。

かといって、コッキングハンドガンまで落とすのも、なんかわざとらしくてまた違う。
そんなちょうど中間を、コッキング長物が埋めてくれる。

火力(射程距離)は申し分なし。
片付け射撃ができるから、きちんと狙うと着弾はそれに応えてくれる。
かつてSS-5000やSS-9000を手に荒野を駆け回って遊んでいた頃の気持ちに、ちょっと近づいた気がした。

そういえばSS-5000ってM1カービンをよりスマートにしたようなデザインなんだよね。
我輩の記念すべきファーストエアーガンでもある。
しかもそれは、奇しくも中古を\3000で買ったのであった。

当時これがあったら、SS-9000でもマスダヤのサンダーボルトでもアウトレンジで撃破できるだろう。
翻って今の時代だからちょうど当時のSS-5000クラス、と考えるとまた感慨深い。

銃の性能さえ一定レベルなら、後は使い手次第で化けることができる。

「1丁だけチャレンジ」として、もうちょっと別のフィールドでも遊んでみようか、という気持ちがむくむくと湧き上がっている。

楽しめるテッポーってのは、値段じゃないねー。

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