古いテッポー(実銃の年式ではなく、エアーガンとしての製造年ね)を実射可能に維持するのは大変だ。
使えば消耗する。弱い部品は磨耗し、衝撃の加わるパーツは変形したり割れたり、悪くすれば故障にも繋がり、撃てなくなってしまうこともある。

そんなこんなへの対処として、1つは予備を何丁か持つこと。
或いは消耗パーツをあらかじめメーカーに注文しておき、自分でストックしておくことだ。

まあ複数丁あればすぐ切り替えもできるし、故障した方は部品取り用として活用することもできる。
これは手軽だが、銃を丸ごと買って保管しなきゃいけないのでそれなりにコストとかがかかる。
それに、壊れる部品って決まってるから最悪は「同じところが故障した銃が複数」ってことにもなりかねない。

その点、パーツで持ってれば無駄はない。
ただ、自分で直せないといけないことと、もし予想外の部品が壊れた時に対応できないということはある。

まあ、そんなこんなで両方に備えておくのがいいんだろうね。
かつてフジミモーゼルをメインで使っていた時は、本体を入手した時点で既に絶版となって久しく、部品はおろか本体だって2丁目を入手するのにも大変難儀した。

その経験があって、マルシンから(固定ガスの)MAXIモーゼルが出た時はパッキンとかシアー周りとかといった、摺れて消耗するパーツを直ぐに注文しておいた。
その後、使ってみたら初期ロットのはダイカストパーツの質が悪くすぐ劣化し割れてしまうことが判明。
モーゼルの売りであるタンジェントサイトや、マガジンキャッチがこの影響を受けることがわかったのでこれを少々追加注文した。

そんなこんなで、現状自分が使う程度ならもし故障しても困らない程度に部品は確保している。

とはいえ、不足するのがマガジンだ。
発売当初はショートマガジンしかなく、数ヶ月後に別売りでロングマガジンが発売されたのだが、当時は給料入る毎に赤羽詣でをして1本、2本と少しずつ増やしていったのは良い思い出だ。

まあ本体が販売されているうちは付属品も流通に出回っていたけど、だんだんと取り扱いがなくなり今では入手困難な部類に。
中古屋回ったら必ず探すけど、まあ見つからない。

しかも、マガジンも1種の消耗品と呼べるほど、結構磨耗するパーツがあってその上、1つあれば良いってもんじゃない。
1ゲームに複数本は間違いなく使用する。普段は3本もあれば十分だけど、ゲーム内容や参加人数によっては8-10本程度欲しくなる時もある。

そんな訳で、マガジンはもうほとんど見敵必殺な勢いで発見次第押さえている。
(といっても、不当に高い場合は手を出さないが)

先日もネットオークションでジャンクとして出品された。
どうなるかわからないが、まあ直せるだろう。ダメでも部品取りで良いや、と思い入札。
どうしても落としたかったので、まさかジャンクだしということもあり当時の新品価格程度まで積んでおいたら運よく当時の割引価格程度で買えた。

支払いの際、ちょうどタイミングよく落札システムのクーポンやらカード(支払い手段)側のポイントやらをフル動員できたので、実際の支払いは\2500程度で済んだ。

実際に物が届き、画像で見てた時はバルブが叩き込まれっぱなしみたいに見えてたが現物はOリングからのガス漏れが止まらない状態。

これはバラしてグリス塗布だな、と分解しようとしたところ、最近見かけなかったダイカストパーツ劣化によりクラックが入って外せなくなっていた。
これはちゃんと言えよなー出品者きたねーぞ、と思ったが、とにかく使えるようにしたい。

まず、クラック入っているのはマガジン本体ではなくバルブ周りの小さいパーツだったので、これは粉砕して取り除くことに。
いろいろあったが、ダメパーツのダイカスト部分のみを粉砕・除去してバルブやOリング・バネ等は救済できたし、本体側へのダメージもなく済んだ。

ここのパーツだけあれば、復活はできそうだ。
そこで、ガス漏れが酷くて対処不能でしまいっぱなしだった台湾製のマガジンからこのバルブ周りパーツを移植。

ガス入れたら・・・漏れ、ナシ!

直っちゃったよ。

台湾マガジン1つ潰したが(まあ元々使えてなかったんだけど)、ちゃんと使えるロングマガジンが1本完成したので、我輩の実働戦力はマグ1本分向上した。

潰したマガジン代も考慮するとかかった経費は約\5000。
んー今マガジン調達しようとすると、買っても直しても結局このくらいかかっちゃうなあー。

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