某中古ショップで、エアガン中古を見るついでに、展示されているモデルガンも眺めてきた。
ハンドガン系はエアガンもモデルガンもさして違いは感じないんだが、長物は違う。
トンプソンとかM1カービンとか、エアガンで自分が持っているのであっても、何故だろう良く見える。
別に買いたいとかじゃなくて、カッコいいと感じるしときめく。

心無い人は、総金属だから、そのうち本物が欲しくなるとか言うんだろうけど、そうじゃない。
「模型」って、実物と違って「イメージを形にできるから」なんだとおもう。
設計者が抱いた「カッコいい」「強そう」あるいは「禍々しい」・・・
そういったイメージを、モデル化する時に表現できるから。
特に、今と違ってこの展示されているモデルが発売されていた頃は、無可動実銃とかの入手も難しく、たいていは図面とか写真からモデルに起こしていたから、なおのことそういう表現が表に出ているのかな、と思う。

特にモデルガンは、BB弾を飛ばすとか命中精度とかそういう縛りからは自由(free)だ。
まあ、火薬で動作させるってのはあったけど、結構そのヘンの動作は怪しいのもいろいろあったからね。
1マガジン1度もジャム無しで撃てたらかなり嬉しかった(今のガスブローバックの動作とかからは信じられないだろうなあ)。

まあそんな訳で、「カッコいい」の具現化により特化できるから、だからなんじゃないだろうか。
本物じゃなきゃダメだったら、鉄道模型とか成り立たない。
35分の1のミリタリー系のプラモデルだって、あのサイズだから単品で組み上げて楽しむだけじゃなくて、ジオラマ(情景模型)って形で自分の「カッコいい」と思うシチュエーションをとことん拘って作り上げることができる。

それは1分の1の、モデルガンじゃなくてエアガンだって同じだ。
物語の中だけの銃だって架空の刻印だって、そこに何かを感じさせるモデルだったらやっぱりシビれるし、それを使ってゲームをする自分に酔うことだってできる。

ロマン銃でのサバゲって案外そんなところに楽しみ方があるのかも知れない。
でも、コレで勝利ってまた格別だヨ!

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