メインアーム: モーゼルM712 SDバレル 6mm
ようこそ、昭和のマンガ週刊誌的体験へ
いつの間にか幼女戦記シーズンⅡ始まってるね。
※こっからはネタバレになるので、そういうのがお嫌いな方は今回の話はパスするか第六話を見た後に読んでもらえれば・・・
第六話で、東部戦線に左遷され数少ない自身が直で動かせるデグさん隊(まあ、かつての中隊ではなく戦車と砲兵を抱えた戦闘団にグレードアップされてるけど)に敵戦力の誘因を狙った囮を命じたゼートゥーア閣下は、その包囲されたデグさん隊の援軍を自ら先導(周囲が必死に止めるのも聞かず)して解囲に向かう(戦国時代の言い方だと後詰だね)。
実はこの援軍こそが包囲軍の主戦力をおびき寄せる囮で、自らを敵前に晒して集中してきた敵を篭城側の兵で後ろから叩かせるという、近代戦には珍しい「後詰決戦」な作戦。
まあ、いきなり眼前に敵戦車列が来てから隊列を展開して作戦立てたりって「普通はそのまま遭遇戦に突入だろ」と思うのだが、おそらく「ゼートゥーアが部隊の最前部を行く」を演出上譲れなかったから、本来なら存在するはずの先行偵察隊とかが出せなくてああなっちゃったのかなあ、と邪推するし、その後詰の後詰(篭城部隊からの援軍)が敵魔導士との交戦に手間取っているうちに解囲軍は「連隊長クラスですら死傷者が出るレベル」まで損害を受け、なんてのをみると「そこまでダメージを受けたら解囲軍としての役目は果たせないんじゃない?」と気になったりはしたが、閣下自らKar98Kを操桿し被弾しつつ持ち堪えるくだりで全て許した(単純!)。
これを機にボルトアクションライフル志願者が増えてくれたらいいなあなどと思ったり。
最後にデグさんの援軍が到着し、乱戦の中で閣下と背中合わせになり「見事だ。終わったらお茶の誘いを」のくだりは今シーズン中でも屈指ではないかと思っている。
・・・と、今後にも期待しつつ楽しく視聴している次第だが、「幼女戦記」は転生ものジャンルの1つではあり、前世の記憶は有している故に、こうしたらこのあとこうなるだろう的な事は視聴者も共通認識として共有できるのだが、それが思うようにいかなくて結局事態が悪い方へと進んでいってしまう。
この辺の不条理が面白いところなのだが、同じジャンルでもネット広告とかで流れてくるWEBマンガの転生ものはどうも安易に主人公が前世の記憶や経験を持っているだけではなくて超一流の能力を始めっから身に付けている的なのばかり。
安直過ぎて我輩はしらけてしまうのだが、最近の若い子にはそういうのが受けているからこその粗製乱造傾向と聞いた。
安易に転職に走る奴が多くなったのも、そんな「自分は何の努力をしなくてもリセットしたら高スキル持ち」みたいな憧れが後押ししているとかナントカ・・・
ま、この辺はどっかのオヤジが書いてるビジネス記事の受け売りだからいささか眉唾だがネ。
それはそれとして、この「楽して良い思い」ってのは、かつての少年ジャンプのテーマに対するアンチテーゼっていう話を聞いた。
(いわく「友情・努力・勝利」って奴だ)
安易につるむことへの嫌悪感、あるいは他者との関わりの希薄性、必ずしも実を結ぶとは限らない努力への効率面での忌避、そして勝利の裏にある敗北を厭うあまり、競争それ自体からの逃避・・・
そう考えると、裏返ってサバゲってまんま実写版少年ジャンプではないか?
どう強がってみたところで、ソロで強い奴なんてそうそういない。
気の合う仲間を得て、背中を預けられるからこそできる攻撃だったり防衛だったりってのが(ホントに文字通り背中を預けることが屡々発生するんだよ)、シチュエーションとして実に多く発生する。
「努力」はいうまでもあるまい。幾ら札束積んで「軍拡」したって、ネトゲの様にそれだけで急に強くなれたりはしない。
寧ろ新装備は習熟するまでに時間が必要で、それまでは戦力低下となることだってある。
「勝利」については、実際にバッチバチのを経験したことがない奴ほど「勝敗には拘らないんです」なんて言ってる気がする。
結局、負け惜しみだよね(いや、負ける前から勝負を逃げてるんだが)。
この辺、実際に一番目の「友情」とセットで「勝利」というのを経験したらそりゃあもう・・・
その日初めてあったゲーマー同士でも何か急に親しみを感じたりして、そのうちそれが信頼に繋がっていったりするのだから、勝利というのは(仮に、目指して届かなかったとしても)極北の星の如く人々を引き寄せていく力があるのではないだろうか。
とにかく、サバゲの勝利はお手軽でわかりやすい。
しかも、ほんの10分か15分でそのドラマの主人公になれるのだから。
これもまた某ビジネス誌の記事で、かの「KDDIも40年前はスタートアップ」ってのがあった。
そう、「生まれ変わったらKDDI社長でした」を求める輩には、あの会社が日本第2位の今に至るまでの「通信界の巨人」NTTとの戦いのドラマは知り得ないだろう。
平坦な人生に一服の清涼剤(本当に楽しい日だとそれは、1キルも取れなくてもなお楽しい)を求めるなら、「何度失敗しても許される」立志伝を、サバゲで体験するというのはどうだろうか。
人参解放軍公式HP「人参日報」
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