また今回も時事ネタから。
こういうのって後々読み返して、「そういえばあの時は」的に答えあわせができるんだろうなあと思いながら書いてみる。

中国製の「軽企画のEV」が日本で発売開始というニュースを見た。
何が特別かって、軽自動車って日本独自企画だからターゲットはこの列島だけとなる訳だ。
人口比で考えてもシェアが中国より小さい日本市場で、しかも軽でぶつけてくるあたり、イロイロわかってないんだろうなあというのが我輩の感想。
だって、日本で軽が売れているのは結局のところ、「安いから(イロイロと)」。
だけど、中国製を買うか? いや多くの日本人はたぶん買わないと思う。
その理由を、これまでの中華電動(というかエアーガンという玩具全般)で我輩が見分した実体験を例にしつつ考察してみたい。

・中華製品の歩留まりの悪さ
まず、部品の質自体がABSかと思ったら普通のプラだったり、射出の出来が悪くて歪んでるのを無理くり付けてたり、鋳物もさほど使用してもいないのに割れたり(我輩が買ったヤツはそういうのを想定してピストン前部に割れ止め加工をしたりと防止に努めたんだけどネ)、といった素材・材質・部品精度などの、パーツ自体の品質の悪さ。

そして組み付けでも、あるべきところにOリングが付いてなかったり、メカボのねじが1本付いてなかったり(穴だけ開いてるのに)、まっすぐ差し込むべきところを曲がったまま突っ込んで無理やりネジ止めしてたりと、雑な組み付け工程を実際に購入した個体で体験している。
我輩は「どうせ使えば傷になるし」とあまり気にしない方なのだが、箱出し工場出荷状態なのにはっきりくっきり傷がついてるなんてのもずいぶんと見てきた。

まあそんな中華エアーガンのあるあるの多くは、自分の場合は気がついて自力でなんとか出来る範囲だったり、マルイパーツで代替したりで手当てできたけど、自分で分解調整できないユーザーだったり、オリジナル設計パーツのために対処できない(まあ、今なら3Dプリンタという強い味方が出てきたのは助かる)なんて経験をした人からは敬遠されるのは当然だろうと思う。

向こうの発想だとダメなら交換すりゃあ良い、なんだろうけど多くの日本人の考えはそうじゃない。
交換対応だって手間だからそんなことははじめっから無いのが良いと皆が思っている。
だから結局、「質が悪い」というイメージになる。

・メンテナンス体勢(アフターサービス)の不安
メーカー直営とか特約とかを結んでいる店舗はまだマシなのかも知れないが、問屋を経由して一過性で入荷したようなショップでは交換パーツとか予備マガジンとか、或いは関連アクセサリーなんかが、まだ本体を売ってる間はあるけど店頭からなくなったらほどなくしてパーツ類も取り扱いがなくなっちゃう。
そして一度消えたら最後、まず出てこない。
せっかく本体はご存命なのにマガジンがもう手に入らない・・・なんてのは結構経験した。
だから自分の場合は予備マガジンを売ってるうちに必要数プラスα(故障とか紛失とかの分)を一気に買ってしまう。
こうしておかないと、座敷のお飾り以外の用途に使えなくなっちゃうから。

こういうのが、国産メーカーだとだいたいどこ行っても一通り置いてるし予備マガジンとかも(本体はなくても)置いてあったりする。
その違いが、中華エアーガンを「買う」人はいてもフィールドで「使っている人」を見る機会が少ない理由じゃないかと思う。
パーツ供給やアフターサービスへの不安もまた、中華電動(マルイ互換機を除く)への否定的なイメージに繋がっていると思う。

だから、「中華電動はクソじゃないんです!」って言われてもあんまり納得できない人が多数なんだよね。

素体性能自体は(大半がマルイコピーだから)そんなに悪くないし、何ならオリジナル設計もあったりするけど、それでも日本の黎明期の電動(例えば、グンゼ産業とかファルコントーイとか。知ってるかな?)よりはずっとこなれている。
寧ろそんな、オリジナル設計をしてでも日本メーカーが出さないラインアップはフルスクラッチ自作するよりずっと容易に入手ができるので、我々2次戦銃愛好家とかにはありがたい面もある。
ガワさえ作ってくれたら中身は自分で弄っちゃうしね。

だから、それが出来る層にとっては別にクソでも何でもない。とりあえずここまで頑張ってくれてありがとう、なだけ。
電動なんかもう数年単位で使ってない我輩でも、持っている電動は、PPSH-41、ベレッタM1938、ZB-26、MP-40と、全く日本メーカーとは無縁のラインアップ(まあ、MP-40は昔々TOPでも電動を出してたけど)。
ウチのPPSH-41(S&Tでもスノーウルフでもなく、HP製)はどっかのサードパーティー製カスタムバレルを組んだからやたら精度良い。
更には百式短機関銃とかMP-28、SVT-40なんか欲しいモン。(電動は使わないのに!)

それと、最近マルイがスタンダード電動(電動のクセにブローバックする「次世代」じゃない奴)を軒並み生産終了したとかするとかいう話も流れてきたので、そうするとゲーム向きな電動はもう中華のマルイクローンを買うしかなくなってしまうんじゃないだろうか。
所謂「スポーツライン」シリーズは我がチームメンバーでも購入者が何人もいるが、特段取り立てるほど性能が悪かったというのは見たことがない。
アレはマルイだったら金属のパーツが全部ABSだったりするのでぶつけたり落としたりしたら不安だけど、その分軽量という利点もあるので、低価格という点も相まって初心者には薦めていたりする(不具合があったらチーム内で見てあげられるので)。

少し前にtwitter界隈で、「中華電動はクソか・そうでないか」をユーザーとメーカーで喧々諤々してたけど、整理したら結局こういうことなんじゃないかと思う次第。
お粗末さまでした。

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