サバゲー参加日

戦績

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※バーなのでゲームじゃなくて飲みに行った際のレポートです。

そこは人参解放軍の本拠であるミタカ大本営にもほど近く、吉祥寺で知らぬ者なき焼き鳥屋「いせや」のすぐ傍であった。
先日のゲーム時に話題になったシューティングバー、六本木のホローポイントなら同志マカーロフと共に幾度か進出を果たした事があったのだが、なんとそれが吉祥寺にもあるとのタレコミが。

人参解放軍の正にお膝元にそんな物があるのであれば、その様子を確認せねばなるまい。
我輩は将校斥候として、民間人を装い現地に向かった。

サイトで確認したエリアに到着。この辺は良く通るところなのだが、しかしそんな店があったかなーと思いつつ、注意深く周辺の看板を確認。
するとロゴの看板の上にM29(44マグナム)を発見!
ここが「EA(エアー)」なるか。うむ、突入!

ビルの2階に上がり、看板のあるドアを開ける。
いきなり目に飛び込んでくるのは長物がどっちゃりと立てかけられた射撃レーン。いやしかしドアを開けてすぐにはこれが何だかわからない。ただ店とは思えんがらんとした空間が広がっているからだ。
すかさず左手のほうから「お帰りなさい」ではなく「いらっしゃいませー」の声がかかる。見るとこじんまりとしたカウンター席が。
誘われるままに勧められた椅子に座る。バーカウンターの上、そして酒瓶の並ぶ棚の上部には古今の拳銃がずらり。
中には九四式拳銃やルガー等、人参軍的標準装備品もしっかりの品揃えだ。

実はここ、銃の名前を冠したオリジナルカクテルがある。それもかなりの種類が、だ。
当然私は迷わず「モーゼルM712」をオーダー(うっ正体がバレる)。

超辛口ドライな飲み心地は、「こんなにスマートかつスパルタンで良いの?」と思うほど。
こんなに良い評価されちゃって我輩が恥ずかしいくらい。
甘ったるいのが好きなお子様には制御不能なスピリッツ溢れるテイストは、確かに使い手を択ぶモーゼルらしいといえるだろう。
しかし店の人・常連客皆、口を揃えて「キツい」というのだが、私には甘く感じる。この辺も我輩とモーゼルの付き合いの長さの違いなのだろうか。

さてこの「モーゼル」をちびちびと頂きながら、お店の方のサバゲ体験談を伺う。
この手の店だからさぞかし好きな人が勤めてるのか?と思いきや、実はここに勤め始めてから常連客に教えてもらいつつの知識習得だったとの事。
とはいえ、先日は店の常連さんとアジト戦をされたそうで、うーん私もまだ行った事のないアジトかあ!良いなあ。
次回アウトドア戦デビューとの事。まあ、フィールドにもよるがインドアとはまるで勝手の違う虫と泥とブッシュとの闘いを制して敵と対峙しなければならないし、インドアみたいに「ここから来る」ってのがそう簡単にわかるところばかりじゃないから、ちょっと難易度が増すんじゃないかな?
愛銃はP90とグロッグとの事、初心者が使うには悪くないセットだ。後はどれだけ自分と一体になれるかだネ。

そうこうしているうちに「モーゼル」は空いてしまったので、続いて「三八式」とやらを。ヨーグルトテイストの白いベースに赤玉ポートワインの丸い氷が浮かぶ、日の丸をビジュアル的に再現した一品。
思わず私が想起してしまったのが、映画「南の島に雪が降る」(同タイトルの映画は何作かあるのだが、リメイク版でカラーの物)で、鼠輸送で届けに来る輸送物資を米軍が待ち伏せる海岸に受け取りにいく一隊が襲撃を受け、白い米が一面に散らばるその上に胸を撃ち抜かれ鮮血の赤い丸を広げて横たわる将校の姿、の1シーンであった。
思わず黙祷を捧げて1口。これは先のモーゼルと逆に、甘い。
これは、何とか明治維新を成功させ先進国の仲間入りを果たし独自の兵器体系も確立したものの、まだ職人仕事が多く残り工業製品としては精度に甘さが残った当時の日本軍火器の甘さそのものではないのか。
うむ、深い。
しかもこれ、時間が経つと赤玉ポートワインの丸い氷が融けて来て、桜色の和製テキーラサンライズみたいになる。
これもまた一興。

カクテルに合わせて、という訳ではないが気になっていた九四式を触らせてもらう事に。
頭でっかちだけどグリップは小さく、紛う事無く「日本人の手」を意識して設計された事が感じ取れる。
ボルトを引いて左のここを押すと・・・おっとシアーが落ちた。本銃ならではのお約束もしっかり再現。
これでガスブローバックとか出たら・・・私は感涙に咽ぶだろうなあ。

そうこうしてると、お店の方より「長物も各種ありますよ。ご覧になりますか?」
それでは早速、と店内一回りして見せてもらう事に。
実はこの時、どうせマルイ電動あたりがごちゃまんしてるんだろう程度に思っていた。
が、その思い込みは「三八式」並に甘い事をすぐに思い知らされる事となる。

確かに出だしはマルイ電動系だ。ふーんまあ数はあるねえ・・・
進んでいくと、おおPPSH-41!その上にあるのはMP40、ステンもあるぞ!
更に進むと三八式、九九式、ナガンとボルトアクションライフルも充実の品揃え。
(この間、あって当然のM1カービンやらトンプソンやらは言うまでもなく)

壁面だけでなく、レンジの途中にも武器庫さながらに長物がどっさりと立てかけてある。
バレットも長短2丁が見て取れた。聞けば始めに買ったのがセミオートで、らしくないとの事で単発を買い足したそうだ。
この辺全て、希望すればレンジで撃たせてくれるとの事。
我々はフィールドで大抵の銃は触れる事が出来るけど、初心者とかチームに所属してない人にはこういう場は購入前に感触を試す格好の機会となるだろう。

一通り回ってきて席に戻り、九段の桜色になった「三八式」を飲み干した後、アブサン入りのがあると聞きオーダーしたのが「MAC11」。
まあ銃自体というよりこれの出てくるアニメが由来になっているそうで、確かに銃自体のイメージとはちょっとかけ離れたファンタジーな雰囲気だ。我輩的にはこの独特の香りが東洋的、というか白人世界にとっての異世界感、が出ている様な気がして気に入った。
私的には「中華コピーモーゼル」といった感じ。

かくして気がつけば日付が変わりそうな時間、まあ「ちょいと一杯のつもりで」寄ったのに随分と長居をしてしまったが、それだけ居心地の良い空間であったという事である。

次は愛銃「ボロモーゼル」を伴って再度突入を胸に誓い、かの地を離脱したのであった。

人参解放軍公式HP「人参日報」
http://hw001.wh.qit.ne.jp/broomhandle

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コメント 1

これ以上ありません。

紅中兵

紅中兵

先ほど、もう1つのコメントの方にお店のURLを貼っておきました。
場所は吉祥寺です。
ナンなら私がご一緒しても・・・

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