最近はプラモといったら筆頭はガンプラだが、我が輩が幼少の砌はタミヤ1/35こそ王道であった。
思えば初めて触れたのは小4の時。ある友人の家に行ったらがっつり塗装までした軽車両(彼は小物好きだったので戦車はほとんど無し)を多数見せられたのがそのきっかけであった。
金はないけど数を揃えたかった我が輩は、1/76や1/72で戦車軍団を編成し空き箱や書籍で地形を作ってそいつとは別の友人と戦車戦を展開していた。

そんなこんなだったので、コンバットデジQは衝撃だった。赤外線リモコンなので数こそ当時の様に多数は投入できないまでも、あの頃は手で動かしてやっていた戦車戦闘を実際に動き回る戦車で再現出来るのだ。
プラモでやってた当時はヒット判定とか戦闘不能条件とかでも揉めたもんだが、これもちゃんと設定されている。パンテルとT34/85だと微妙な違いだがシャーマンなんかは良く再現してたと思う。後に回転砲塔可動のも買って、この大きさでよくぞと感動したものだ。

そんな我が輩だが、先日youtubeでガールズ&パンツァーなるアニメの存在を知った。
(ちなみに、「蘇州夜曲」を見てた時にお勧めでこれのカチューシャ(曲)が表示されてたのがきっかけ)
娘っ子は正直どうでも良いのだが、戦車の躍動感やカメラアングルが、往年のAFVマニア魂の琴線に響きまくり、である。

もちろん、例えば89式ってあんなに早く走れるのか?とか雪上で38tが無双してるけど履帯大丈夫?(ヴィンターケッテ・・・)とか、気になるところがない訳じゃないが、それより寧ろ一斉機動する鋼鉄の塊の迫力や一撃必殺の戦車戦の迫力は、アニメという媒体ならではのデフォルメでより強調されているので、当時のワクワク感を思い出すに十分であった。

あの頃は実性能をベースにしたルールを作って遊んでたから、38tでT34を撃破するなんて不可能だった(そのため、性能の良い戦車ばかり大量投入されないように実生産数による導入制限を設けてヤークトタイガー軍団とかは編成出来ない様にしていた)だけに、ゼロ距離で足回りを狙うなんて戦術は今の我が輩的サバゲのスタイルにも似て共感である。
(見てない人スイマセン、プラウダとの一戦です)

タミヤのプラモも今でこそかなりマイナーなのも(ファインモールドとかもあるし)市販されているが、当時はメジャー所だけだったからねえ。
B1-BISとか38tが走り、砲塔が動いて部隊単位機動をしている姿は「電動リモコンモデルが出ないかな」と思っていた身にはまさにこれが見たかった!という姿の再現に他ならない。

コンバットデジQ、搭載バッテリーがすぐダメになってしまって結局どこかにしまいこんだままになっているが、秋葉原で互換バッテリー捜してまた動かしてみようか、そんな気にさせてくれる戦車モノであった。

人参解放軍公式HP「人参日報」
http://hw001.wh.qit.ne.jp/broomhandle

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コメント 2

これ以上ありません。

Bell

Bell

こんばんは。私も小学生の頃はタミヤの戦争シリーズ作りまくりました。簡単なジオラマも作った覚えがあります。
小学校入学前にビック・モローの「コンバット」を観て以来、ミリタリーの道に入り、戦車も何台作成したかわからないくらいです。
特にⅣ型は私が自力で初めて作った戦車なので思い入れも深いです。
そのⅣ型が主人公?の「ガルパン」はハマりました!
登場する戦車のラインナップもGoodです。
仰る通り兵器の作画や動きが良いですよね。当時、自作した有線コントロールの戦車を、レゴで作った廃墟で走らせた思い出が蘇りました。
松本零士の、戦場まんがシリーズを食い入るように読んで、銀玉で戦争ごっこをしていた幼少時代には、こんな歳になってまで戦争ごっこをしているなんて想像も出来ませんでした。
それでは、長文失礼しました。

紅中兵

紅中兵

Bell-Spikeさんいらっしゃい。

私も、ミリオタ歴は中学の時に「コンバット」を再放送で見て以来ですね。
当時はサンダース軍曹の万能トンプソンに憧れたものです。

松本零士の「戦場まんがシリーズ」も全巻揃えるなんて出来なくて、友人同士1冊づつ買って回し読みしました。
1丁の銃、1門の砲、1台の戦車に魂込める精神をここから得た様な気がします。

当時は今の様な粗製濫造でなかっただけに、名作としてリバイバルされたりする作品が多いのでしょうね。

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