会社の近くにあった喫茶店の名前が「cafe retreat」だった。retreatったら軍事用語では退却とか撤退だから、退却茶店っつう事だろうか。
やっぱ会社でへこんだ時にここに撤退するんだろうか。
一度私も撤退してみたく思うが、なかなかそんな余裕がある時間に帰れないのでどうも・・・

まあ、こう暑い日が続くと休みに1日ウチにいるというのも厳しいので、暑さ厳しい時間には長居の出来そうな喫茶店に人参軍中央電脳を持ち出して徒然なるままに本記事など書いている訳だが、出た時に限って家でないと出来ない事あれこれを思い出して、でも帰り着くと暑くて何もする気がおきない・・・てな感じでゲームのない休日が過ぎて行く。やっぱ緊張感の欠如なんだろうね。

これがゲームの日だと前の日はAM2:00頃まで用意とかしてても、普段より1時間の早起きもなんのその、灼熱のフィールドでもホルスター・革帯を身に付けたまま1日戦い続けられる。
こんな事が可能なのも、集中する方向が違うからなのだろう。
サバゲは確かに気分転換になっているが、これは単に「ブッ放してスカッとする」とかではない。
見えない敵を警戒しながらの移動、敵を発見しても見つからない様にこちらの有効射程距離まで慎重な上に慎重を重ね接近、そして一瞬のチャンスを捉え渾身の一発を!
この一連の間は、他の事は一切考えない。そんな事に気を取られていたら間違いなく負ける。ものすごく短絡的ではあるが、いま眼前に起きている事だけに意識を最大限集中する事になる。これが良いのかも知れない。その瞬間だけは仕事の事・家の事、ウザったい諸々は全て意識の中から消え去っているのだから。
故に、銃の操作もいちいち意識なんかしてない。自然とサイティングし、ここだと思った時にはトリガーが引かれている。良くある例えだが「腕の延長」の様な感覚で使うので、こういう点からやはり私は長物より拳銃だなーと思う。
「何かスポーツはしないのか」と聞かれる事があるが、こういうギリギリが求められる感覚がないのでどうも毛唐の玉戯びに興じる気にはなれない。近いとしたら寧ろ格闘技なのかも知れないね。

こういうのは、ロクに敵を視認もせずただワラワラと弾をばら撒いて「今日は何人殺った」なんて言っているゲーマーには理解できないだろうし、また一般的にはそれがサバゲだと思っているのが世間の印象だろうから、中々肩身が狭いまま変わらないのだと思う。
武道が武術から「道」になった時に人殺しの技という認識から脱却した様に、サバゲもいつかそういう日が来るものと信じて今日も私は銃を執るのだ。
まだまだ「退却」など出来ない。

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コメント 5

これ以上ありません。

mosupapa

mosupapa

極限の集中状態から解放へ。
その時のリラクゼーション効果はすさまじいものがあります。
テスト当日を終わった後みたいな。
脳波とか取ってみたら面白い事になりそうですねw

Masato

Masato

勉強になりました。
考えつつまとまらなかった事がすべて語られていて
さらに上の領域まで見えた気がします。
私はまだ初心者なのですがサバゲーの奥深さに驚きです。

またお邪魔します。

やま

やま

僕は、長モノ買ったことないんです。

「どーしてなんだろ?」と、自分の気持ちでありながら、
人にはうまく説明できていませんでした。

でも、紅中兵さんの日記を読んで、わかった気がしました。
ハードウェアではなく、できるだけソフトウェアで勝負したいんだなと。

---
今週末、リボルバー限定のゲームに参加してきます。
http://svgr.jp/team/revolver666/events/416

ご都合つくようでしたら、ぜひいらしてください。

のぶ

のぶ

う~ん,考えさせられますね
サバイバルゲームの冬眠明けの時に,フィールド主催の定例会ゲームに参加したら
そこで展開されているゲームは多弾マガジンを使う『フルオート狂想曲』
セミオート戦の時ですら,フルオートと間違わんばかりの『トリガー連引き』
私が冬眠前にやっていたのは,『指切り3点射』でしたので面喰らいました
最近になりGUN道場主催のゲームに参加するに当たり,ノーマルマガジンを買い揃え,これでやれるのか?…と思い指切り3点射でやってみると
昔取ったなんとやら~なのか多弾マガジンを使うよりも面白さや使い易さを実感したわけです
それを例えるなら…
「森の中で妖精さん・・・じゃなくて,大樹を見つけるかのような」
なんて言うのだろう,大切な何かを見つけたような感じなのでしょうか

そして,指切り3点射で取ったヒットは
中学・高校の頃に通っていた剣道の道場で
格上の相手から狙い澄まして綺麗に決まった「引き払い面」を思い出させました

GUN道場PROJECTありがとう!
あの頃の大切な物を思い出させてくれて
そして,これからもよろしく!

紅中兵

紅中兵

mosupapaさん>
あー、たしかにテスト期間終了直後みたいなのはあるかも知れない。
それ故に、1人ゲットした直後って危ないんですよね。
脳波みたらアルファ波とか出てるんでしょうかねー。

SURVIVALさん>
どうもいらっしゃい。
サバゲと言っても、いろんな遊び方があって良いと思うんですよ。
そこに道を求める者、コスプレの延長である者、スポーツだと言い張る者・・・
逆に、そういう懐の深さも私が好きなところです。
私の様な戦歴ン十年と、初心者のゲーマーが肩を並べて同じゲームに参加出来る。
そして、同じ様に勝った負けたと喜んだり悔しがったり出来る。
他のスポーツ、例えば野球とかでは有り得ないですよね。
こういう楽しさ、間口の広さとかを共感して頂けたら貴方も「同志」です。
よかったら、仲良くして下さい。

やまさん>
えーそうなんですか。私でもぼちぼち長物買っちゃってます。
その代わり使用頻度は極めて低いですが。
たまーに持っていくと「えっ今日電動なの!」と驚かれます。
まあ、機械モノが好きなので弄ってみたくって手を出すんですが
やはりゲーム用の得物としては拳銃に落ち着いてしまいますね。
失敗を銃の所為にしたくない、だからこれを使うんだ、と。
なるほど、「ソフトウェアで勝負」な訳ですね。
すばらしい表現に感服です。
また、ゲームのお誘いありがとうございます。
残念ながらこの週末は実家で祭りの為、子連れ狼じゃなくて帰省を
しなければならぬのですが、これに懲りず是非又お誘い下さい。
出撃遠征、大歓迎ですので。

のぶさん>
私も昔々、某ショップ主催のゲームに行ったら「セミオート縛り」なのに
2ゲームで1袋(当時まだバイオ弾なんて無いので3000発)撃ち切る
人がいるすごーいゲームで、いろいろと考えさせられた事があります。
ちなみにその時の得物はフジミのモーゼル1丁のみ。しかもフィールドは
朝方降った雪が残っている様な悪条件でした。
主催のショップからは何度も何度も「電動貸すよ」って言われたんですが
最後まで断って愛銃と共に苦しい戦いを続けた事を思い出しました。

あの時の自分にMAXIモーゼルがあったらなあ!

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