メインアーム: 三八式歩兵銃
帝国陸軍の代表的な拳銃
レビューした装備
総合評価
6mm ガスブローバックということで、下士官装備用に入手。
しかし、弾倉に弾を込めて遊底を引くと、全弾が排莢口から上に飛び出す、という初期不良に見舞われまして…漸く先日修理から返って参りました。
何処を修理したのかは知りませんが…ちゃんと銃口から弾が出るようになりました!
いや~弾が前に飛ぶって素晴らしい(嫌みじゃないんですよ、嫌みじゃ)。
南部十四年式拳銃は帝国陸軍の代表的な拳銃です。
主として、小銃を持たない下士官の護身用として支給されました。
※将校は装備を自弁しますので、よりコンパクトで安価な九四式や外国製を買いました。
大日本帝国陸軍装備でのサバゲの際は、メインアームを三八式や九九式短小銃として、この十四年式拳銃をサイドアームとしたいところなのですが、下士官には支給されても、兵には支給されない武器ですから…ドレスコード的には間違いです。
歩兵が拳銃を持たないのは、古今東西、陸自を含めて同様なのでは。
日露戦争から既に歩兵戦闘は機関銃に大きく頼るものになり、小銃は歩兵の主力兵器ではなくなっていきました。
※近接戦闘となると、主力は手榴弾になります。
また、十四年式拳銃は小さいながら「自動火器」で、ボルトアクション式の小銃より高価でした。
三八式歩兵銃:40~85円
十四年式拳銃:75~90円
(大正~昭和期の価格。兵頭二十八師著「たんたんたたた - 機関銃と近代日本」(光人社NF文庫)より)
小銃に出番がないのですから、より射程の短い拳銃は、もっと撃つ機会が少なく、その上に高価となると、支給はしませんわな。
第一次大戦後、帝国陸軍歩兵の戦闘は、軽機関銃を中心にした分隊戦術を主とするようになりました。
1933年頃の歩兵小隊は、軽機分隊3+擲弾筒分隊1という編成です。
1940年改正「歩兵操典」には、分隊の定員は12名とあり、軽機1小銃11を装備するようですが…。
軽機関銃というのは
軽機班長(指揮担当、伍長)
一番銃手(射手、上等兵)
二番銃手(弾薬手、一等兵)
三番銃手(弾薬手、二等兵)
の4人で運用するようで、中西立太さんの絵を見る限り、この4人ともが十四年式拳銃を装備します。
とすると、軽機分隊が持つ武器は、軽機1拳銃4小銃7となり…なんだか「日本軍」の印象が変わりませんか?
軽機手達は、予算や供給力が許す限り、小銃ではなく拳銃を装備したことでしょう。
人間の体力は有限ですから、持って歩ける物の量も有限です。
三八式歩兵銃の重量は 4kg ですが、十四年式拳銃であれば 900g でその差約 3kg。
三八式実包が 150 発で約 3 kg ですから…どうせ撃たない小銃を背負うよりは、軽機の弾をより多く運びたいですよね。
もう 150 発持って、900g+3kg+3kg で約 7kg。
それでも、軽機本体約 10kg を持って歩かないといけない一番銃手に比べれば、まだまだ、といったこところでしょうか。
しかし、この辺りは、手持ちの書籍等からの推測ですので、どなたかに真相を教えて頂きたいところです。
手記を読むしかないかなぁ…。
では、あらためてレビュー品を見てみましょう。
見た目や質感について
まずまずです。
初速や集弾性について
いやもう、色々あったので、弾が前に飛ぶだけで幸せです。
剛性について
あるでしょう。
持ち運びやすさ(重さについて)
ちょっと重いかな。HW ですので。
取り回しの良さ(全長について)
良いでしょう。
カスタムについて
畏れ多くも…(以下略)。
ランヤードくらいですかね。
ゲームでの使用感
まだ使ってませ~ん。
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